柚のかくし味 by 柚


2004-06-03 ジャズ喫茶リバーサイド

福岡に初めてできたジャズ喫茶がリバーサイドだった。その名の通り中州の川沿いの地下にその店はあった。オープンは昭和40年代の前半。ほとんど聞いたことのなかったジャズという音楽はなんとも強烈だった。音はまず足下からはい上がってきて、それからお腹の底に届き、ついには心を揺さぶり、脳天まで突き抜けた。それまでに聴いたどの音楽よりも心に届く、そう感じられた。

なによりもジャズ喫茶という言葉そのものが魅惑的で心をそそられた。ジャズを聴いていると不安になった。なぜか落ち着かないのだ。今日、急にそのことを思い出した。いま、リバーサイドはどうなっているだろう。25年ぐらいたっているから、あのままのはずはない。記憶の中のリバーサイドがとても懐かしい。


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