柚のかくし味 by 柚 |
東京にきていて、少し時間があいたので久々に演劇をみた。動機はすごく単純なんだけど、ちょうど始まる頃、紀伊国屋ホールのある本店にいたのだ。
今日観たのは「夜からの声」山田太一の脚本だった。主演は風間杜夫。シニアの自殺、ボランティア、介護、主婦の職場進出など、盛りだくさんの内容だった。ユーモアたっぷりの演出ながら、中身はけっこう深刻で考えさせられる。
観客は年配の人が多い。トイレで会った高齢のおば様、しょっちゅうきているそうで、演劇観賞は、ボケ防止だとはっきりいわれる。彼女、ほとんど毎日出かけてきて、映画をみたり、喫茶店で本を読んだり、そして週一回ぐらいの割で演劇を観るのだとか。なんとも優雅な生活で、さすが新宿と思ったのだけれど、考えたら福岡でだって、同じ生活ができるのに・・・。
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