化粧女王を探す長い旅 by 大王

2004-02-28 かえる帽子着用義務化

帽子をかぶって町に出よう

画像の説明

 かえる帽子着用義務化が始まる今年の六月以降。このような休息風景がいたるところで見られるはずです。かえる帽子を着用した女性がやってきたばあい、無条件で茶菓の接待をしなければなりません。

画像の説明

 仕事がどんなに忙しくとも、茶菓を出すだけでなく、来客者が納得ゆくまでくつろげるようつとめる義務があるのです。

かえる帽子をかぶれる年齢は、長い人生の間で、ほんのつかの間のことです。結婚してしまえば、かぶる資格は永遠に失われてしまいます。

帽子をかぶって工房に入ろう

画像の説明工房や職人さんの作業場などに、かえる帽子の集団がやってくると、とっても縁起がよいとされています。

 職人は、かえる帽子の娘さんたちがやってくることを心から願い、どこもおいしいお茶を準備しているのが常です。

画像の説明ちょうど、正月の縁起に獅子舞がやってくるのを歓迎するように、主人たちは、十分に準備をして待っています。

約束の土地に来た

画像の説明約束の土地に来た。かえる帽子をかぶっている彼女たちは、そのように言って、職人の玄関をくぐります。一般の民家でもかまわないのですが、作業場がない一般民家には、さまざまなタブーが存在していて、病人は不可。年内に死没者がいるばあいは忌避するなどの決まりがあります。

 職人の作業場だけは、つねにタブーが存在しないのです。

 さあ、みなさん。未婚の娘を持っている人は、今年の6月以降、かえる帽子をかぶせて、村や町にでかけましょう。少子化の昨今ですが、こころおきなく青春の思い出を、刻もうではありませんか。


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