[早良郡風景]昭和46年12月30日、小田部〜吉野神社〜若宮神社〜山王神社

農村の山羊

　飯盛山にしょっちゅう通っていたので、金武村大字飯盛付近の農村にいた山羊とはすっかり顔なじみになった。　とはいっても、山羊はわれわれのことなんて、ちっとも思っていなかったろうけど。顔なじみだなんて。

　ひたすら雑草を食べていた。山羊は、刈り入れが終わったあとの田圃で雑草などを食べて終日すごしていた。

養豚場と養鶏場

　山羊の背後は、養鶏場か養豚場だったと思う。早良郡の集落には、ありふれた風景だった。　廃神社の社殿。神社が廃止されることなんてあるんだろうか。ほんとうに廃神社だったのかどうかは、実のところよくわからない。

壱岐村の若八幡神社

　水田の中にある神社で、農道をたどるか、田圃の中を歩いてゆかないと、鳥居の前にたどりつけなかった。

　正月を前にして、しめ縄が新品になっていて、すがすがしかった。

橋本の吉野神社

　橋本の神社は、中には末社もあり巨大だ。神社の森の正面は室見川の土手からになっている。集落を抜けて正面に出る通路もあった。

　川べりから、こんもりと見える森は、誰も人が訪れないせいもあるけど、ひっそりとしていた。

橋本の町を背景に

　神社に通じる農道に立つ。背後には、橋本の集落が見える。　遮蔽物がなにもないので、とてもよく見通せるが、徒歩でゆくと１０分少々は、かかる。田園が続き、ほかには集落はない。

手作り掲示板

　早良郡原村大字小田部の教善寺の山門前に、爺様２人。本堂は、江戸時代末期の建築だったというが、この後の立て替えで姿を消した。　爺様２人の町内の道路はまだ未舗装だが、車は増加してたらしい。　２人は、「徐行」の手書き看板を作り、町内各地に貼って回った。その記念写真のようだ。川には柵が無い。

記念写真

　いまでいうとボランティアということか。電柱とかに貼るのも、善意なので、容赦されていたのだろう。看板貼ってくれ！と行政に陳情するより、自分らでまずやったということなのか。