化粧女王を探す長い旅 by 大王

2004-02-05 野山に出現するカエル隊

それはのどかな小春日和

かえる帽子 節分の正午から始まった式典は、日本国内どこでも行われ、それぞれの土地で、かえる帽をかぶった少女たちが町や野原を歩いていたのです。

 新聞やテレビなどの報道は、政府通達によって禁じられ、写真などの撮影もカエル帽をかぶっている本人に限り、記念撮影のみの構図に限り認められていたのです。

 この福岡県の地方で行われた式典の様子は、特に、全国かえる化推進本部が派遣した内閣記録班の撮影によるもので、とても貴重な記録映像となりました。

かえる帽子

 ある一級河川の川土手に集まったカエル少女たちは、思い思いの姿で、カメラの前におさまっています。

 タイショウ時代当時の式典の様子がほとんど現存していないのですが、当時を体験した当事者たちのあいだに、いまだに強烈な記憶とともに思い出すのが、こういうなにげない時間の経過だということは、福岡県所在の留川スルさんの記憶でも明らかです。

タイショウ時代の式典のようす

かえる帽子

 スルさんが思い出すには、「郡役場から特に指名された私は、天子さまからちょうだいしたカエル帽子とカエルショールを身につけて、朝から村の神社にでかけました。春だったと思います。桜の花が咲いていて、それはもう。。。人生でもっとも幸せな時間でしたねえ」

 スルさんは、目を細めながら、遠い昔を振り返っていました。

かえる帽子

 スルさんが体験した至福の時間を、同じように体験できるようになった。平成16年に生きる我々は、なんという幸福な時代をいきているのでしょうか。

 やがて、大人になり、子供を育て、いつしか、カエル帽子をかぶれない時代になったとしても、彼女たちの心の中に、かえる帽子をかぶっていたあの瞬間のことが、永遠に刻印されるのです。

神社と寺院に詣でる

かえる帽子

 彼女達の目的地のひとつは、神社または、寺院。それとも両方でもかまいません。神仏にいきている時間を感謝し、カエル帽をかぶる幸せをかみしめることです。

 タイショウ時代と同じように、65年ぶりに、神社の境内と寺の境内に、かえる帽子をかぶった少女達が集まるのです。

 神仏もまた感激の極みにいるにちがいありません。

 いよいよ週明けからは、参議院での法案審議が始まります。かえる帽子着用義務化法案が、無事に成立するでしょうか。われわれは、街頭で職場で法案の成立を、願わなければなりません。

 小泉首相に抵抗するすべての野党勢力を排除し、全国をカエル化する崇高な使命のもとに、カエル帽子の進撃を、きょう、この瞬間からはじめるのです。

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