化粧女王を探す長い旅 by 大王

2003-07-22 化粧女王の行方は

[マレーシア化粧女王]

title0title1title2いったいどこにいったのか。銀色の塔の内部は、がらんどうのような空間になっていて、何もなかった。 ただ、顔がたくさんある御神体みたいなのがあって、上半身裸の人がひとりいた。

 彼に聞いてみたが、言葉が分からないのでなんといっているのか、わからない。

 このトンネルをどこまでも歩いて行くと、見つかるかもしれない。

 そんな風にいっているみたいだったので、トンネルをたどることにした。


2003-07-26 ふしぎな町に化粧女王をたずねて

[不思議な町1丁目]

 『化粧女王』の行方を追って、トンネルを抜けると、港のはずれの埋め立て地みたいなところに出た。 小さな集落みたいな場所があり、そこを抜けると『不思議な町1丁目』という看板がかかっている。title0 日本では、ここに来たことがないのは、僕くらいのもので、日本人が平均して二度は訪れている有名なスポットらしい。 映画のセットを作って、日本人をたぶらかす、大阪の子供騙しな、某所とか、千葉県の漁村にできたあめりか村とかと違って、もーすごい人気スポットなのです。 休日というのに、人影がまばらなのは、そこに入るなり、誰も帰りたくなくなるので、町から人影が消えてしまう、ということでした。

title1 入り口にアーチがかかっていて、そこをくぐって中に入ると、廃虚のような前庭に、鐘付き堂がありました。 まさか、ここがそのような場所だなんて、このときはちっとも思っていませんでした。

 油断していた。きっと油断していたのです。 化粧女王がいるだなんて、あまり期待していなかったことも事実です。

アイコンが決まりました

title2うれしいなあ。きょうトップページに貼るアイコンが決まりました。僕が探し求めている化粧女王の想像図です。 でも、本物の化粧女王はあったことがあるけど、こんな顔ではなかったようなきがします。 でも、長い間みないでいるうちに、僕の頭の中には、この顔で認識されるようになったので、イマサラ変えられません。

 表紙の説明は、『化粧女王を探す長い旅 大王』

 化粧を覚えた瞬間から、違う世界に迷いこんでしまった、化粧女王を、化粧の世界からキュウシュツするため旅を続けています。 これにします。時武くん、ぴのこさん、よろしくおねがいします。


2003-07-28 いきなりびびれあがるの巻

[不思議な町1丁目]

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 さあああ。いよいよ町に入ります。かなりどきどきしてきました。どきどきしたけど、いきなりビビレあがったのは、神社の脇で目にした、全身おみくじ結びだらけの自転車です。ひいいいー。なんか恐い。

 天神とかで不法駐輪問題とか、いわれてるけど、あれって警告紙貼るよりも、お札とかを大量に貼った方がこわいんぢゃないか。

 大吉とか凶とかが、無数に結び付けてあったら、恐くて、二度と不法駐輪しねえよなあ。

なんぢゃああ、このおっさん

title1title4 どっかの部屋に出たんだけど、狭い部屋で一心不乱にテレビを見ている家庭があって、ふーん。テレビみてんのかあ。って、隣の長屋をのぞいたときに、散らかった四畳半くらいの部屋に、和服着たおっさんが、座ってたんだけど、えーなんか変。

暗がりにうつル異様な後頭部

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 げげげ。後頭部が変だぜ。でっぱってる。顔をみてびっくり、なんぢゃーこのおっさんは。。

 恐くて腰が抜けそうになった。こ、こんな長屋はやだあああ。ひー。

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2003-07-29 うわあああぁ逃げ出したいぜえの巻

[不思議な町1丁目]

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 神社の奥は『お化け屋敷』になっていて、そのそばに、『呪いの藁人形』を300円で売っていました。お金はコチラニ。いれなきゃあなたが呪われる。ひー。世界の呪いとかも陳列してありました。

 『お化け屋敷』に入る勇気ありませんでした。だって、この町の中にあるお化け屋敷ですよ。お化け屋敷の中に、さらにお化け屋敷があるようなものだ。こわいなんてえもんぢゃない。入り口はいって四歩いっただけで、奥があまりにも恐いので、引き返した。

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 それにしても、酔いつぶれた姿を人形で再現して、どういうつもりなんだあ。『お座敷小唄』がリフレインでがんがんなっていました。

 お経の合唱もひっきりなしになっていて、もう、なにがなんだかわからん。

戻るに戻れず。なんなんだあ

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 このころになると、町の空間がもっている陰パワーに圧倒されていて、恐くなって先に進むたびに、変なもんにでくわしました。

 げー。カッパだああ。明るいところでみたら、笑ってすむんでしょうが。ここでは、最高の臨場感あるんです。

 当日、僕のほかに子供を連れた2つの家族が参観していたのですが。2つの家族の子供は、最初から最後まで、泣き続けていました。

 でも、ヤンキー系家族は、子供が泣くのをおもしろがって、子供が大泣きのままで、どんどん先にすすんでいましたね。

 もうひと組は、普通の家族でしたので、泣叫ぶ子供を母親が外に連れて出てゆきました。

 子供がちからいっぱい泣けば泣く程、町の陰気が増幅してゆきました。

 カッパのあとは、人面羊にあいました。何かを語りたそうにしていたけど、急ぎ足で通過します。じっとみていると恐い。

マネキン100体くらい集合

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 夜中にマネキンみることくらい、恐いもんはないんですが、こんな場所があっていいのかああ。マネキンが100体ぐらい、並んでいるのです。なんの脈絡もない衣装をつけて。。。

 よーくみると、中には、人間なのかなんなのか、わかんないものもあります。死体が立っていても見分けつかないぞ。


2003-07-31 クネクネ姫が恐いの巻

[不思議な町1丁目]

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 マネキン100体の劇場の中に、へんなものがありました。巨大な二枚貝がおいてあって『運良く貝が開くと、中のクネクネ姫を見ることができます』という説明が。。

 クネクネ姫ってなんだあ。しばらく見ていると、貝が開きました。うわーここにいるのかあ。って出てきた『クネクネ姫』にびっくりしました。なんぢゃこれ。

 気持ち悪いいいい。確かに貝の中でクネクネ身をよじっているのです。ひートラウマになりそうだぜ。。次ぎいくぜ、次に!

お座敷小唄の向こうに、マネキン地獄が続く

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 再び、お座敷小唄回転展示物を過ぎて、マネキンで再現した『日本の一番良かった時代 ファッションで見る昭和』というコーナーは、さまざまなマネキン衣装の陳列室です。 さっきの『クネクネ姫』が身をよじっていた、場所が、マネキンの祭典だとすれば、こちらは、マネキンとさしで相対することができるコーナーなのです。  マネキンの笑顔ほど恐いものはないぜえええ。子供マネキンの笑顔がこわい。

イカすサイケファッション

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 いまの50代になったオバサンとかおじさんの時代は、サイケファッションがはやっていたんですなあ。世界同時革命とか、ポスターもあります。

 でも、どこまでいってもマネキンばっかで、時代のファッションを楽しんでいるのか、マネキン化け物屋敷きにいるのか、きっとここは、化け物屋敷きだよ。

 閉店した深夜の玉屋百貨店の衣装売り場みたいです。

マネキンの競演をお楽しみください

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