何をしているひとだろう？？

[謎のファッション男]

　問＝話題騒然なんですけど。

　答＝は？

　問＝なにをしている人かって、きょうも聞かれました

　答＝はあ。

　問＝何をしている人なんですか？そういえば聞いていませんでしたね。

　答＝はあ。

　彼は照れてしまうと、笑顔になって、そのまま言葉をなくしてしまうので、答えをもらうには、とても長い時間がかかるのです。

　テレがおさまっても、そのまま「食事にいってきていいですか」とか、うやむやにされることも多く、らちがあかないのですが、きょうは、みなさんの期待にこたえるために、食い下がってみました。

照れまくりのファッション男さん

問＝みなさんに語れる範囲でかまいません。

答＝はあ。。。はああああ。

　照れています。とっても、うしろを向いて笑っています。

問＝ねえ。どうなんですか

答＝バイトです。

　えええええーバイトなんですか？芸術家かとおもってました。

問＝バイトってどこのバイトですか？

答＝ふ。。。へ。。へっへふー

　それきり、笑顔の湖に沈んでしまい、彼はもう答えることがありませんでした。すみません。みなさん。次はがんばってみます。

　他になにか質問がある人は、彼がきっと答えるに違いないという質問を準備したうえで、私に希望を出してください。一応、その質問はぶつけてみることにします。

[謎のファッション男]

ふふふのふ

問＝写真とられる事になれましたか？

答え＝いいえー照れますね。服装をとられるのはかまわないけど。

問＝自分自身は照れてるんですね。でも、大胆なファッション自体が、目立つから、いまさら顔もなにもないかとおもうけど。

答え＝ふー

問＝とおもいますけど？

答え＝ふ、ふふふ

照れくさいそうです

問＝きょうの、そのバッグ？？手製ですか？それは。

答え＝あ。これ。

問＝缶バッジありますよね。

答え＝これは、このひとのばかりを売っている店で買いました

問＝？

答え＝はい

　彼は、答えるのが照れくさくなったのか、背後の書棚に視線を移しましたが、さっぱり本をみているふうでもなく、照れくさくて視線のもってゆきばがないという。そんな様子です。

ふ、ふふふふふ。

　あの。こっち向いてください。お願いしますって、そんなに照れてどうすんですか？

バッグをみせてください。

　はい。　これが問題のバッグですね。手製なんですか？バッジは買いました。いいですね。。。ふ、ふふふふふ。　また謎のう微笑みとともに、顔を伏せてしまうのでした。

[謎のファッション男]

カノジョいるんですか？

　問＝カノジョいるんですか。

　答＝・・・・（笑顔）

　問＝あ、きいちゃだめだったのかな。では、どんなカノジョが理想ですか

　答＝・・・・（笑顔）

　問＝赤い服着ているひととかどうですか。　たまたま近くにいた赤い服のカノジョにとなりにたってもらいました。お似合いではないですか。いいかんじですよ。

　赤い服のカノジョ＝素敵ですよ

　謎のファッション男は、笑顔でしたが、何をこたえていいのか、困惑しているようでもありました。はずかしいのか上を向いたり・・＾＾；

巻きスカート

アイルランド風なんですか？まだそんなに寒くないのに、毛糸の上着っていうんですか。ファッションに詳しくないから、うまくいえないんだけど、毛糸の帽子とか暑くないんですか。

巻きスカートは、脱着式らしいですね。ファッション男は、いつもにこにこしているので、言葉はかけにくいのですが、心は通じているようでした。

　いつもたくさんのこずかいをファッションに投入しているらしい。

天神を歩いていて振り返る

　やっぱ。たくさんの人がふりかえりますよね。とっても目立つし。きっとみんなびっくりするのかな。

　ふつうですよね。そういわれるのが、一番いやです。変わってますねー。なんですかそりゃー。　そんなこといわれるとうれしいです。

食べるものを節約してでも

　普通ってとってもいやですか。そうです。普通なんて死んだも同然です。普通はいやです。

おこずかいはどのくらいあるんですか。たくさんはないけど。先日は財布をおっことしてしまったんで、たくさん働かなくならなくちゃいけなくなったけど、食べるものを節約してでも、服をかいます。それはまちがいないなあ。

[謎のファッション男]

顔よりでかい顔

うしろから声をかけようとすると、そこには真っ赤なでかいかおがいました。ファッション男は、かなり背が高いので、後ろ姿がとてつもなく高くみえることがあります。やあ。あなたでしたか。振り向いたファッション男は、いつものとおりに何も語りませんでした。表情だけで、そういっているだけで、ほんとうはにこやかに微笑んでいただけなのでした。

[謎のファッション男]

謎のファッション男

　平成１６年１０月のことでした。謎のファッション男が天神に現れたのであります。

　問い　謎のファッション男はどこから来たのですか

　答え　あるひに突然来たのです。

　問い　体長はどのくらいですか。

　答え　体調は万全です。いつもにこやかに笑っていました。

ハアトのティーシャツがすてきですねえ

　はあとのティーシャツは、目玉がついていたのですが、次の日には、巻スカートでやってきたので、さらに素敵でした。

　問い　手製なんですか？

　答え　自分で探してきます。着こなしもありますね。

医療費はどのくらいですか？

　問い　衣料費はどのくらいかかりますか？

　答え　いたって健康なので、医療費はまったくといっていいほどかかりません。

　問い　衣服を買うお金はどのくらいかかりますか？

　答え　胃と腹部ということですか？

　問い　いいえ、衣服ですよ。キルものです。着物です。

　そうですねえ。それで彼がやってきたときは周囲の人々はどんな反応だったのでしょうね。

その日は誰もいなかった

　実は誰もみていなかったのです。彼は夜中にひっそりとやってきて、帰ってゆきました。誰も見ていない。そいいう初日が彼のデビューの日でした。

[化粧女王]

ごぶさたしてました。戻って来ました大王。留守番ありがとうございました。　きょうから、本人がやっと登場します。とりあえずまだあまりはっきりとは姿を見せてない風に登場させたいです。突然すぎてもアレなで・・・(^_^;)お約束？化粧シーンなのか何なのか分からない写真。

　たいしたネタがなくてごめんなさい。ちょこちょこ増やしていきますっほんとは、もー化粧しまくりなんですけど。。化粧女王はトロンボーンも演奏。そして、バンドでトロンボーンを吹いていることを載っけます。ひとつはライブで、ひとつは友人の結婚式の余興（この横で新婦が熱唱していた）

[漫画家が行く]

神社で正座をする

　神社で正座をすると、神社が生まれた土地のことをはるかに思い出すことがあります。

神社でシェーをした

　シェーをしてみました。ふだんつかわない足の先まではりつめた空気がただよいます。

神社の狛犬とチゅーをした

　舌をいれないでください。噛まれてしまうかもしれないし。

神社でお面をみつける

　パステル調にしてみました。

神社でブーブーに乗る

　大人用のブーブーなのです

神社でホース小屋に正拳突き

　気合いをいれてみました

[漫画家が行く]

路地を行き花をめでる

　花の名を知らないので、恐縮なのですが、路地のそこここに、路傍の花というべき花が咲き乱れておりまして、それはそれ、感動するのでございます。

　近頃、思うのですが、こういう花が咲いているところを、テレビや新聞の写真や映像。そんなものをみていますと、必ず、見つめている人物が若い女性だったりいたします。

　これは、もう、いけないと思うのですね。まったくいけません。花をめでるのは、若い女性ではありません。若い女性などというのは、生きた花をめでるのでなく、切断された花束であったり、人造の花であったり、花を象った宝石であったりいたします。

煩悩を払い清新な気持ちで神域に到る

　花をめでるのは、なんといってもおじさんです。おじさんに勝るものはないのです。

　ああー美しい花だなあ。こうして私のために咲いていてくださる。こんな有り難いことはありません。

　有り難い！そういう気持ちを抱くことがないモデルをですよ。こう、傍らにはべらせておいてですよ。

　テレビや新聞の被写体になって、自分も花なら、花は花、、ってえええないい加減な気持ちをして、そんないい加減でホウドウしてもらってはこまる。　だから、こうして神社にきて、地べたにすわり、抗議の座りをしてゆくことにしました。

　賛同する人々は、ただちに梅雨の合間の曇りの時間になったら、ここ、お宝神社にきてください。　私と同じく、気持ちを同じくスルものは、敢然として、決起しようではありませんか。

　こうして参道に謙虚な気持ちで座りますと、過ぎた日々のいろいろなできごとが、思い起こされてくることでござんすねえ

[漫画家が行く]

地蔵堂の底を行く

地蔵堂は近所の人が大切にお参りしているようでした。いったい誰が何のためにいつごろ建立したのか、見当もつきませんが、手入れが行き届き、信仰の心がこちらにも伝わって来ます。

小さな地蔵が３体ほど並んでします。サワラ郡の各地に地蔵信仰はおおいのですが、きちんどお堂がたっているれいはあまりまりません。

納屋を背景に一服

地蔵信仰の行く末に思いをはせながら、一服してみました。

　こうしていると、旅の按摩をしていた時代をなつかしく思い出します。手に職がある、われわれ謎の漫画家にとって、漫画家だけでなく、旅の按摩もできるというもうひとつの職があるということは、とても自由気侭なことなのです。

旅の按摩になり、全国各地を水戸黄門様のように巡っていたころのことです。

　何しろ旅の按摩なので、きょうはあの町、きょうはこの町を渡り歩いているので、客はみんな初対面のまま、常連にもならずに去ってゆきます。

　按摩をして、そう一晩に２人もすれば、あすの旅の心配はなくなるという商売です。

　私は、その旅の按摩をしているときに、とんでもない体験をいくつかしています。あすからは、そのエピソードのいくつかを披瀝したいと思います。

[漫画家が行く]

地蔵堂への道のり

路地をどこまでもゆくと、地蔵堂に出会いました。　路地は、どこまでもどこまでも、続いたのですが、やがては路地が尽きるときもあるでしょう。唐突に広い道路にでてしまい、拍子抜けすることもあります。ところが、この日は違いました。行けども行けども路地が続いていて、まったく尽きる様子がありません。いったいどこまで続くのか　そうおもいながら歩いていると地蔵堂にゆきあたりました。

　地蔵堂を発見したものの、謎の漫画家は、物思いにふけるそぶりをしながら、広場にたたずんで花をながめるふうでした。

　可憐な花には、やはり誰がなんといおうと、スーツ姿の男しか、断じて似合わないのだ！！　そう主張するかのように、花の前に座り込んでいたのでした。

地蔵堂の前にたたずむ

地蔵堂ですな。謎の漫画家は、ひとりごとのようにつぶやきました。かたわらに私がいることをすっかり失念しているようなのです。

地蔵堂は昔からあったのだろうか。　同じく誰にカタルでもなく、独り言を続けています。

　昔、この場所には両方に民家が建っていて、その間を縫うように狭い路地がはしっていたので、なかなか地蔵堂が表からは見えにくかったのです。ところが、民家がなくなってしまい。今は表の路地から丸見えになっていたために、謎の漫画家が発見するところとなったのでした。

　地蔵堂の発見。それが、これほどまでに素晴らしい人生の幕開けになろうとは、このときは２人とも思ってもいなかったのでした。