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(3/31)『カッコの多い手紙』のイ・ランさんスリークさん来日 本のあるところajiroにて渡辺ペコさんとのトークイベントが開催されます。

『カッコの多い手紙』刊行記念 著者来日イベント
イ・ラン×スリーク×渡辺ペコ トークイベント「共感と対話のあいだで」

イ・ランとスリーク、韓国のアーティストふたりの往復書簡『カッコの多い手紙』が2023年秋に刊行されました。
フェミニストであることを掲げて表現を続けるふたりが、コロナ禍の不安な状況下で交わした手紙のやりとりのなかには、妊娠中絶、反差別、ヴィーガニズムなど、社会的なテーマが多く現れます。同時に、猫との暮らしや時々にハマっていることなど、素朴で正直なやりとりが読者の心をやわらげてくれる一冊です。

本書の刊行を記念して、著者のイ・ランとスリークのふたりが来日し、福岡の書店「本のあるところairo」からトークイベントをお届けします。

トークのお相手には、漫画家の渡辺ペコさんをお招きします。
渡辺ペコさんは連載中の「恋じゃねえから」で、性加害やルッキズムといった社会的な問題のなかで、昔からの友人で40代を迎えた女性ふたりの移ろいゆくシスターフッドを描きます。
(カッコ)のなかでためらいがちに本音を差し出しながら、つねに互いを尊重し、あたらしい距離を測りつづけたイ・ランとスリーク。社会の大きな問題から逃れず、個人的な小さな話題を慈しむふたりの関係は、ペコさんにどう映ったのでしょうか。
 
3人のトークをどうぞお楽しみに!

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・日時
3月31日(日)16時~17時30分(開場15時30分)

・出演
イ・ラン(『カッコの多い手紙』著者)
スリーク(『カッコの多い手紙』著者)
渡辺ペコ(漫画家)
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通訳:井芹美香
ウィスパー:吉良佳奈江(『カッコの多い手紙』訳者)
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・会場:本のあるところ ajiro (中央区天神3-6-8-1B)

・参加方法:会場参加 or ライブ配信

・チケット:会場・配信ともに1650円(税込) 
・配信方法:YouTube(1か月アーカイブ付)

・お申込:①会場参加チケット
     ②配信視聴チケット

・主催:書肆侃侃房
・お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:田中)

【登壇者プロフィール】
イ・ラン(Lang Lee/이랑)
ソウル生まれのアーティスト。イ・ランは本名。アルバムに『ヨンヨンスン』『神様ごっこ』『オオカミが現れた』。『悲しくてかっこいい人』(2018、リトルモア)、『アヒル命名会議』(2020、河出書房新社)、『何卒よろしくお願いいたします』(2022、タバブックス)ほか、多くのエッセイ、小説、書簡集が日本語訳されている。音楽、文学、イラスト、映像などマルチに活躍している。元野良猫のジュンイチと暮らしている。

スリーク(Sleeq/슬릭)
京畿道九里市生まれのミュージシャン。本名はキム・リョンファ。アルバムに『COLOSSUS』、『LIFE MINUS F IS LIE』があり、2022年にはシングル『있잖아(あのね)』を発表した。オムニバスや同僚ミュージシャンの作品への参加も多い。2020年にMnetで放送された音楽リアリティショー「グッド・ガール」に“地獄から来たフェミニストラッパー”として登場して話題を集めた。誰も傷つけない歌を作りたいという。元野良猫のットドゥギとインセンイと暮らしている。

渡辺ペコ(わたなべ・ぺこ)
2004年に『透明少女』でデビュー。
『ラウンダバウト』(集英社)が第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。
夫婦とは何かを問いかける話題作となった『1122(いいふうふ)』(講談社)は累計146万部を突破し、2024年6月にドラマ化決定。
現在は「モーニング・ツー」にて、表現と過去の性加害をテーマにした『恋じゃねえから』を連載中。
漫画を描き、山や海に出かけ、ときどき走る日々。