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東京新聞(6/4)に『左川ちか全集』の書評が掲載されました。評者は日和聡子さんです。

東京新聞夕刊(6/4)に『左川ちか全集』の書評が掲載されました。評者は詩人の日和聡子さんです。

《理知的で鋭く先駆的な作品を残した才能豊かな夭折した詩人。そうした印象あるいは事実はそのままに、しかし本書を読み返していくなかで、作者その人の個人史と人物像、活動や創作のありようと背景などが、それぞれ密接に関連し合うさまが伝わり、こちらの理解や鑑賞を助け、新たな表情や感触が得られるようでもあった》

《当時のモダニズム文学を翻訳する活動が、自身の創作に影響を及ぼしているらしい点も興味深く、それらの影響を受けつつも確固たる独創性を感じさせる作品世界を築き上げたことにも瞠目する》