ペク・スリン『惨憺たる光』が、第12回K-文学レビューコンクールの課題図書に選ばれました。
ペク・スリン『惨憺たる光』(カン・バンファ訳)が、第12回K-文学レビューコンクールの課題図書に選ばれました。
締切は2020年9月13日(日)、審査委員は鵜飼哲夫(読売新聞編集委員)、永江朗(著作家)、山下優(青山ブックセンター本店店長)の各氏です。
ぜひ、ご応募ください。
http://k-book.org/bookreview/12th/
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ペク・スリン『惨憺たる光』(カン・バンファ訳)
四六、並製、280ページ
定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-86385-367-6 C0097
光は闇の中でのみ煌めくという
苦しみが癒えることはなく、孤独を抱え、それでも、
日々、生きていかなければならない。
光と闇、生と死。心は彷徨いながら揺れ動く。
心のよるべなさを丁寧に掬いあげた初邦訳作家の短編集。
著者プロフィール
ペク・スリン(白秀麟)
1982年仁川生まれ。延世大学仏文科卒。西江大学大学院、リヨン第2 大学で仏文科博士課程修了。短編小説「嘘の練習」(2011年京郷新聞新春文藝)でデビュー。2015年、2017年、2019 年文学村若き作家賞、2018 年文知文学賞、李海朝文学賞。短編集に『ポール・イン・ポール』『惨憺たる光』、中編小説に『親愛なる、親愛なる』がある。
訳者プロフィール
カン・バンファ(姜芳華)
岡山県倉敷市生まれ。高麗大学文芸創作科博士課程修了。韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。訳書にチョン・ユジョン『七年の夜』『種の起源』、ピョン・ヘヨン『ホール』がある。