書籍

『長崎迷宮旅暦』 下妻みどり

長崎の奥深くへと誘う
ラビリンス長崎へようこそ!

『長崎迷宮旅暦』
下妻みどり


B6判、並製、192ページオールカラー 
定価:本体1,600円+税
ISBN978-4-902108-83-5 C0026 2版

異国情緒あふれる街、長崎。春夏秋冬、それぞれ魅力的な祭事があり、観光地として何度でも訪れたい街です。鎖国時代も外国に開かれていた窓口として、オランダや中国などとの交流が盛んに行われ、その名残が色濃く残っています。観光客で賑わうスポットから一歩路地に入ると、石畳の坂道や港を望む小径の情景が心を開放してくれます。長崎大好きな、長崎っ子の著者が、とっておきの散策・食べもの情報などをご紹介。長崎に住む人にも、そして、長崎を旅する人にも、長崎のことをもっともっと深く知ってもらう入り口になり、長崎散策が楽しくなる一冊です。

2022年4月2版より地図・情報が最新になっています。

【著者プロフィール】
下妻みどり (しもつま・みどり)
フリーライター。1970年生まれ。長崎市在住。著書「長崎よりみち散歩」(ながさきプレス刊)

【目次】

1 桃に守られて
2 タイムマシンでお花見を
3 この葉、なんの葉?
 グラバーさんの植物園
4 どんなとこでも、どうにかして ~東山手~
 わかった気になんか、なれない ~大浦天主堂~
5 「ここ」に「これ」があるということ ~出島~
6 ハタと空と春だけの日 ~ハタあげ~
7 広い景色が似合う人 ~坂本龍馬~
8 大亀が眠る森で ~伊良林あたり~
9 異国ではない情緒
 old Japan in Nagasaki
10 支店文化を賑わす味 ~卓袱料理~
 花街の気丈
 princess at home
11 彼女の実家
12 あとの1年は仮の姿 ~帆船まつり~
13 いつかの海岸線
 imagine origin!
14 「長崎さん」が歩いたころは ~桜馬場あたり~
15 愛したぶんだけ、愛されて ~シーボルト宅跡~
16 toppesakiの今むかし ~ナンカミサキ~
17 土地の昔は、息をしている ~浜の町から小島あたり~
18 梅雨の彩りと実り
 Viva! Biwa!
19 長崎の隠し球 ~茂木~

コーヒーでひとやすみ
 マジカル・ニュートラル ~Cafe平井~
 手探りの走り ~カフェ・豆ちゃん~
 香れば、そこが ~珈琲人町~


1 野性の波しぶき ~ペーロン~
2 働き者の弟たち ~稲佐あたり~
3 東洋一の思い出 ~水族館~
 あの世まじりの夏
4 美しいものなんてひとつもないのに ~原爆~
5 幾重にも迫りくるもの ~浦上天主堂~
6 もうひとつのグラウンドゼロ ~二十六聖人~
7 視点が変わる町
8 楽しいお盆
9 列の中、船の上 ~精霊流し~
10 あの匂いと、かならず降る雨 ~中国盆~
11 日々のたまもの ~夜景~
 そろそろ、そわそわ

おいしくてしあわせ
 いつしか中華といえば ~中国家庭料理 紅灯記~
 長崎の、実に長崎の! ~長崎洋和食 のだ屋~
 やさしき灯台 ~セラー・ランプライター~


 庭見せの夜に、逢いましょう
1 ゴージャスな前夜祭のなりたち  ~長崎くんち 庭見せ~
2 あなどれなくなるアドレナリン ~長崎くんち~
3 おすわさんの酸素 ~諏訪神社~
4 青空、青竹、白狐 ~竹ン芸~
5 昭和とアジア
6 内臓エリアよ永遠に ~銅座~
7 中央橋は、どこにある?
8 哀しき溝の川 ~中島川~
9 国宝級のスローストリート ~中通り~
10 市場でもっと遊びたい
11 秋に紅さす小さな魚
12 たまには縛りを抜けだして ~浜口あたり~

家でも おいしくてしあわせ
 さぞ魚も幸せだろう ~新大工 魚和~
 よろずこだわりマス ~諏訪の杜 たけやま~
 ひそやかなる過激 ~ノスドール~


1 謹賀新年ピクニック ~七高山めぐり~
2 雪で憶える
3 新しい春は満ちて ~ランタンフェスティバル~
4 海をつなぐ女神
 唐風散歩 ~館内・唐人屋敷跡~
5 極彩色の遺伝子 ~崇福寺~
6 たゆまぬ静けさ ~興福寺~
7 ちゃんぽんがせつなかったころ
8 キングオブ・ナンバー2の自由
9 525円の中国 ~孔子廟~
10 チャイナタウンの、中華街

あとがき
「ちょっと、みどりさん? わたくし、長崎だけどね」