KanKanTrip Japan 8
「東京時層探検」
黒沢永紀
A5、並製、176ページオールカラー
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-414-7 C0026
賑やかな繁華街に突如現れる秘境、江戸時代の遊郭跡、関東大震災の復興期に盛んに造られた看板建築やいまも遺る戦後の民生食堂、レトロな商店街や歓楽街、宇宙ステーションのようなビルなどなど、江戸、明治、大正、昭和、そして令和へといくつもの時代を経て息づく東京の時層を巡るタイムトラベルに出かけてみませんか?
2020年9月上旬全国書店にて発売。
『東京時層探検』刊行記念パネル展開催中!詳しくはこちら
【著者プロフィール】
黒沢永紀(くろさわ・ひさき)
東京都新宿区生まれ。中野区育ち、渋谷区在住。早稲田大学文学部卒業。
都市探検家、軍艦島伝道師、音楽家、映像制作集団オープロジェクトメンバー、長崎伝習塾塾長。
幼少の頃より貝塚や産業廃墟を探索。音楽家として社会人デビュー。2000年頃から軍艦島を取材し、その成果を多くの著作で発表。オープロジェクトでは軍艦島をはじめ廃線や廃道などの産業遺産を映像作品化。近年では、自ら企画した軍艦島と池島炭鉱のワンデイツアーや東京街歩きのガイドも行っている。
書籍:『軍艦島全景』『池島全景』(三才ブックス)、『軍艦島入門』(実業之日本社)、『軍艦島 奇跡の海上都市完全一周』『誰も見たことのない世界遺産軍艦島』(宝島社)、『東京ディープツアー』(毎日新聞出版)、『東西名品 昭和モダン建築案内』(洋泉社/共著)ほか。
映像:『軍艦島』三部作、『廃道』三部作、『鉄道廃線浪漫』(以上日活)ほか。
【目次】
はじめに
収録物件地図
江戸時代
玉川上水余水吐
吉原遊廓
高尾稲荷神社
千駄ヶ谷富士
深川江戸資料館
【コラム】妙見島
明治時代
品川寄木神社の鏝絵
神谷バー
【コラム】貧民窟
大戦間時代
鶴見線
海老原商店
元町公園
多寳山成願寺
【コラム】大戦間時代の建築
戦後昭和
下総屋食堂
中野新仲見世商店街
新宿センター街
中銀カプセルタワービル
【コラム】五目そば
時層堆積街
品川
佃
三ノ輪
雑司が谷
代々木公園
おわりに
参考文献
掲載情報
東京人(2020年12月号)
《東京では、ちょっと変わった異空間がある。江戸、明治、大正、昭和、そして令和へと、いくつもの時代を経て息づく東京の時層をめぐる旅へと誘ってくれる一冊》
「旅の手帖」(2021年2月号)
《東京に見え隠れする時間の層、“時層”を探して町めぐりをしてきた著者》