現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号
四六判変形/並製/112ページ
定価:本体1,000円+税
ISBN978-4-86385-645-5 C0092
デザイン:藤田裕美
装画:楢崎萌々恵
大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊!
岡本真帆 染野太朗
くどうれいん 鈴木ちはね
永井祐 阿波野巧也
鳥さんの瞼 手塚美楽
瀬戸夏子 野村日魚子
2024年11月発売予定です。
【収録作品】
岡本真帆「夏の骨 風の高台」
永井祐「ピクチャーディス」
瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」
鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」
野村日魚子「医学」
阿波野巧也「祭りのあと」
鳥さんの瞼「変形」
染野太朗「ろくでもない」
手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」
くどうれいん「龍」
【執筆者プロフィール】
岡本真帆(おかもと・まほ)
一九八九年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。二〇二二年に第一歌集『水上バス浅草行き』( ナナロク社)、二〇二四年に第二歌集『あかるい花束』(ナナロク社)を刊行。
永井祐(ながい・ゆう)
一九八一年生まれ。歌集『日本の中でたのしく暮らす』(短歌研究社)『広い世界と2や8や7』(左右社)。第二回塚本邦雄賞受賞。ブログ「短歌のピーナツ」。
瀬戸夏子(せと・なつこ)
一九八五年生まれ。歌集に『かわいい海とかわいくない海 end.』など。他、『現実のクリストファー・ロビン』『はつなつみずうみ分光器』『白手紙紀行』。
鈴木ちはね(すずき・ちはね)
一九九〇年生まれ。東京都在住。二〇一〇年ごろよりTwitter 上で短歌を投稿しはじめる。「稀風社」同人。二〇一九年に「スイミング・スクール」で第二回笹井宏之賞大賞。二〇二〇年に歌集『予言』を上梓。
野村日魚子(のむら・かなこ)
一九九三年生まれ。第一歌集『百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た』(ナナロク社)。
阿波野巧也(あわの・たくや)
一九九三年、大阪府生まれ。「羽根と根」同人。第五回塔新人賞、第一回笹井宏之賞永井祐賞受賞。歌集に『ビギナーズラック』(左右社)。
鳥さんの瞼(とりさんのまぶた)
仲良しの蜘蛛さんを食べなかった。ラッキーナンバーが4。著者紹介をしっかり読むタイプ。第一歌集『死のやわらかい』(点滅社)。きれいな本にしてもらいました。
染野太朗(そめの・たろう)
一九七七年茨城県生まれ。埼玉県に育つ。大阪府在住。歌集に『あの日の海』『人魚』『初恋』がある。短歌同人誌「外出」「西瓜」同人。「まひる野」編集委員。
手塚美楽(てづか・みら)
二〇〇〇年東京生まれ、うお座、B型。東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻在学中。二〇二一年、第一歌集『ロマンチック・ラブ・イデオロギー』を書肆侃侃房より刊行。映像、パフォーマンス、文章表現による作品制作をおこなう。
くどうれいん
作家。一九九四年生。岩手県盛岡市在住。著書に第一歌集『水中で口笛』、エッセイ集『うたうおばけ』、中編小説『氷柱の声』など。