『めくるめく短歌たち』
錦見映理子
四六判/並製/176ページ
定価:本体1400円+税
ISBN978-4-86385-348-5
帯文
何度も目にしたはずの歌たちが、特別に輝いている。
全開の愛を浴びて。
穂村弘
「リトルガールズ」で第34回太宰治賞を受賞した歌人・錦見映理子の「NHK短歌」好評連載エッセイ「えりこ日記」、ついに書籍化!
短歌結社のこと、歌会のこと、好きなひとのこと……たくさんの短歌たちとの交遊録。穂村弘との特別対談「あの頃と今。この18年」も収録。
歌集って不思議なものだなあと改めて思う。全く縁のない見知らぬ人の、非常に個人的で心の深い場所にあることが書かれているほど、自分が誰にも見せず、自分自身にさえ蓋をしていた気持ちのすぐそばまできて、友だちになってくれたりする。 (本文より)
著者紹介
錦見映理子(にしきみ・えりこ)
1968年、東京生まれ。
未来短歌会所属。現代歌人協会会員。
歌集『ガーデニア・ガーデン』(本阿弥書店)。
「リトルガールズ」で第34回太宰治賞受賞。2018年11月10日筑摩書房にて単行本として発刊。
書評
「NHK俳句」2019年3月号 評者=村井康司さん
《それぞれが魅力的な短編小説のようにきらきらと輝き、歌人たちとその歌たちがいとおしく思えてくる。巻末の穂村弘さんとの対談も〔……〕読み応え十分》