『新版 百珠百華──葛原妙子の宇宙』
塚本邦雄
四六判、上製、248ページ
定価:本体2,500円+税
ISBN978-4-86385-617-2 C0095
解説:尾崎まゆみ
装幀:柳川貴代
皆川博子さん激賞!
「塚本邦雄に導かれ葛原妙子の宇宙を逍遙する
これにまさる贅沢があらうか
深い教養の泉から湧き出づる叡智を養ひとした大輪の花々は洞察の力を芯に秘める」
塚本邦雄が葛原妙子の短歌百首を解説。新仮名遣いで読みやすくなった塚本邦雄ワールドへの入門にも最適な一冊。
2024年6月発売。
【著者プロフィール】
塚本邦雄(つかもと・くにお)
歌人。1951年に第1歌集『水葬物語』を刊行、岡井隆、寺山修司らと前衛短歌運動を展開。詩歌文学館賞、迢空賞など多数受賞。2005年没。
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葛原妙子(くずはら・たえこ/1907-1985)
塚本邦雄らと並んで戦後短歌を代表する歌人。1949年「女人短歌会」創立メンバー。歌集に『橙黄』『原牛』『朱霊』など。
書評・掲載情報
図書新聞 7月27日号 「2024年上半期読者アンケート」 評者=田中綾さん
《実にありがたい復刊》
T JAPAN 9月2日公開「石井千湖のブックレビュー 本のみずうみ vol.1」 評者=石井千湖さん
《葛原妙子の入門書として、さらに塚本邦雄の入門書としても最適な一冊。装幀も内容にふさわしく美しい》
図書新聞 9月14日号 評者=阿木津英さん 「歌一首と文の交響」
《とてもうつくしく読みやすくできあがっている》《時代を共に生きたものだけが知る空気、そこに籠もる切羽詰まった苦痛と悲哀、それを塚本邦雄の鑑賞は時代を知らぬわたしたちの胸にも蘇らせる》