『うつくしい羽』
上村渉
四六判、上製 232ページ
定価:本体1500円+税
ISBN978-4-86385-428-4 C0093
装幀 成原亜美
食の記憶が過去を呼び覚ます
フランス料理の真髄と隠された秘密
ひとつの扉のむこうに、もうひとつの扉がある。
新鋭・上村渉による初小説集が、ついに刊行。
離婚によって心の支えを失った男。フランス料理のシェフもまた、フランスでの修業時代に大切な人を失っていた。パリで傷つき、リスボンへと向かう旅での発見、そして、日本で得た安住の地。深い心の傷を負った男ふたりがたどり着いたのはやはり料理だった。15歳少女の一時保護によって浮き彫りになる女たちの絆。家族を超えた繋がりを描く「あさぎり」も併せて収録。
2020年12月上旬全国書店にて発売。
【著者プロフィール】
上村渉(かみむら・わたる)
1978年生まれ。静岡県御殿場市出身。
2008年「射手座」により文學界新人賞受賞。
掲載情報
日本経済新聞 夕刊 2021年1月21日 女ばかりの「ファミリー」 陣野俊史氏が選ぶ3冊
メディア情報
1月17日、夜11時5分からの「ラジオ深夜便」にて、『うつくしい羽』を書評家の永江朗さんに紹介していただきました。
radikoにて、2021年1月25日(月) 午前5:00まで配信中です。
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_07_2562308