書籍

『惑星たち』松本准平

『惑星たち』
松本准平

四六判、並製、360ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-371-3 C0093

装画 ennakonoma

ここにあるのは、
光を求める作者の、
純粋な魂の願い
――中村文則

『パーフェクト・レボリューション』の映画監督
初の長編小説で鮮烈デビュー。

【書評】

「映画『パーフェクト・レボリューション』の監督の初長編小説。

亡くした双子の弟の分まで一人の身体で生きる理咲と、母を求め父へ復讐しようとする陸の物語」

(日本経済新聞8月22日、評者=陣野俊史さん)


【あらすじ】
東京で、長崎で、この惑星で、
愛を求めて男女二人の魂が邂逅する

双子の弟を亡くし、一人の身体で二人分の命を生きる理咲
死者の魂を癒しながら、母を求め、父への復讐を果たそうとする陸

宇宙の端っこで惑う星たちの数奇な運命の物語


2019年8月中旬全国書店にて発売。


【著者略歴】
松本准平(まつもと・じゅんぺい)
1984年、長崎県生まれ。
東京大学工学部建築学科卒業、同大学院建築学専攻修了。吉本総合芸能学院(NSC)東京校12期生。カトリックの家庭に生まれ、幼少期からキリスト教の影響を強く受ける。
2012 年、劇場デビュー作となる『まだ、人間』を発表。2014 年、商業映画デビュー作として、芥川賞作家・中村文則の原作を映像化した『最後の命』(主演:柳楽優弥)を発表。NYチェルシー映画祭でグランプリノミネーションと最優秀脚本賞をW受賞。
2017年には、身体障害とパーソナリティ障害を抱える男女の恋愛を、実話を基に描いた『パーフェクト・レボリューション』(主演:リリー・フランキー、清野菜名)が公開。第25回レインダンス国際映画祭正式出品。
また、第40回香港国際映画祭(2016)、第76 回ヴェネチア国際映画祭(2019)で審査員。ドラマ「ふたりモノローグ」(2017)でプロデューサー。