21世紀ミステリの最先端
『瑠璃色の一室』
明利英司
四六判、並製、370ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-325-6 C0093
装画 げみ
住宅街の中にある寂れた公園サンパーク。そこで浮浪者が殺された。元恋人への復讐を目論む鈴木真里、冷静な観察眼を持つ刑事竹内秋人、精神科病棟で友の帰りを待つ桃井沙奈。サンパークをのぞむ瑠璃色の古いアパートの一室を舞台に、それぞれの現在と過去がつながり、事件は思わぬ展開へ。
2018年7月下旬全国書店にて発売。
帯文
ホワット・ダニット?
(What done it?/いったい何が起きているのか?)
21世紀ミステリの最先端を明利英司が駆け抜ける。
――中山七里
著者略歴
明利英司(めいり・えいじ)
1985年鹿児島県生まれ。その後宮崎県で育つ。現在は東京都在住。飲食店経営の後、ミステリー小説の執筆活動を始め、『ビリーバーの賛歌』が「島田荘司選第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」で優秀作に選ばれる。作品は『旧校舎は茜色の迷宮』と改題され、講談社ノベルスから刊行。デビュー後2作目には同じく講談社ノベルスから、『幽歴探偵アカイバラ』を刊行。そして3作目、さんが出版より刊行された『憑きもどり』が映画化。
現在(2018年)は専門学校、「アミューズメントメディア総合学院(小説・シナリオ学科)」の講師。また、「総合探偵社リライト」の一員として活動している探偵でもある。
【掲載情報】
西日本新聞(2019年3月9日)
《住宅街の公園でホームレス男性が殺された。刑事の竹内は、近くのアパートの一室居候する真里を怪しむ。〔……〕1985年、鹿児島県生まれの新鋭によるミステリー。物語が進むにつれ、事件は大きく姿を変える》