『永遠の家』
エンリーケ・ビラ=マタス
木村榮一・野村竜仁 訳
四六判 上製本 192ページ
定価:本体 1,800円+税
ISBN978-4-86385-473-4 C0097
装幀 緒方修一
装画 平井豊果
芸術の破壊と再創造をめざすスペイン文学の奇才が綴る〈虚空への新たな跳躍〉を試みる腹話術師の悲しくも可笑しい幻想的連作短編集。
推理小説?シリアス?ユーモア? 虚構に潜む陰の真実。独特の語り口が読むものを霧の彼方へと誘いこむ。
2021年7月全国書店にて発売。
【著者プロフィール】
エンリーケ・ビラ=マタス
1948年バルセロナ生まれ。1985年『ポータブル文学小史』がヨーロッパ諸国で翻訳され、2000年『バートルビーと仲間たち』、次いで2003年『パリに終わりはこない』で世界的に評価される。
【訳者プロフィール】
木村榮一( きむら・えいいち)
1943 年、大阪市生まれ。神戸市外国語大学名誉教授。著書に『ラテンアメリカ十大小説』ほか、訳書にバルガス= リョサ『緑の家』、コルタサル『遊戯の終わり』、リャマサーレス『黄色い雨』ほか。
野村竜仁( のむら・りゅうじん)
1967 年、群馬県生まれ。現在、神戸市外国語大学イスパニア学科教授。おもな訳書に、ビオイ=カサーレス『 パウリーナの思い出に』(共訳)、セルバンテス『戯曲集』(共訳)がある。