書籍

『島の文学を歩く』 佐藤洋二郎

作家と作品ゆかりの島々をたどる文学紀行エッセイ

『島の文学を歩く』
佐藤洋二郎

四六、上製、272ページ
定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-86385-030-9 C0095

極東の島国・日本は美しい! 九州の離島から琉球弧の島々へ、作品を生み出した島々を訪ねる文学紀行エッセイ。旅を愛し、酒を好む著者がたどる島の旅は人生の旅ともいえる。島を舞台に描かれた文学に、自らの人生を重ねる。各項目毎に作品の表紙画像・発行元、作家略歴を掲載して、読者が掲載作品へ近づく手だてとしています。

2010年7月上旬全国書店にて発売。

【著者プロフィール】
佐藤洋二郎 (さとう・ようじろう)
作家。1949年、福岡生まれ。人間の生きていく哀しみと孤独をテーマに作品を発表し続けている。『夏至祭』(講談社)で第17回野間文芸新人賞、『岬の蛍』(集英社)で第49回芸術選奨文部大臣新人賞、『イギリス山』(集英社)で第5回木山捷平文学賞をそれぞれ受賞。主な作品集に『東京』『未完成の友情』『福猫小判夏まつり』『恋人』(以上講談社)、『南無』『夏の響き』『猫の喪中』(以上集英社)、『やきにく丼、万歳!』『沈黙の神々I・II』(以上松柏社)、『ミセス順』(文藝春秋)、『神名火』(小学館文庫)、『お母さんブタのダンス』(産経新聞出版)など多数。現在、日本大学芸術学部教授。