書籍

『なりきり映画考』 矢野寛治

もっと日本映画が面白くなる

名作26本の主人公に成りきる

『なりきり映画考』
矢野寛治


A5判、並製、240ページ
定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-902108-89-7 C0074
装丁・イラスト 矢野想子

西日本新聞で好評連載だった映画コラムが一冊に。第1部「なりきり映画考」では、日本映画の魅力を成りきって紹介。第2部「日本映画人ダイアリー」では、映画人(俳優、監督、脚本家、音楽家)366人のプロフィールと魅力を似顔絵付きで紹介。もっと日本映画がおもしろくなる。

映画は作り事というけれど、映画に救われることがある。
映画で生きていく勇気をもらうことがある。
詐欺師にも、ヤクザにも、成り下がることができる。
落ちて堕ちて行く女にも、北へ南へさすらう、
渡り鳥にも成ることが出来る。
映画は監督の罠である。誘い込むのは役者達である。
憑依されるのは観ている我々である。
憑依し成りきれた映画は、すべて名画である。
(映画キッド 矢野寛治)

【読書推薦者】
松坂慶子(女優)、吉村実子(女優)、原 寮(作家)、長谷川法世(漫画家・作家)、佐藤洋二郎(作家)、深町幸男(テレビ演出・映画監督)、柳瀬 観(映画監督)

2008年11月初旬全国書店にて発売。

【著者プロフィール】
矢野寛治(やの・かんじ)
1948年(昭和23年)11月23日、大分県中津市生まれ。子供の頃より、親の目を盗み映画三昧、小説三昧で過ごす。成蹊大学経済学部卒、大学三年の時肺結核を患い、順当な就職を断念し、コピーライターの道を目指す。現在、シニア・クリエィティブ・ディレクターとして、広告会社勤務。前福岡コピーライターズ・クラブ理事長。「中洲次郎」のペンネームで、地元紙・誌にエッセイやコラムを連載している。著作「ふつうのコピーライター」(共著・宣伝会議社刊)。