『ぼくはお坊さんになった』
文:諏訪ふげん
挿画:宮島亜紀
定価:本体1500円+税
四六判/上製/96ページ
ISBN978-4-86385-339-3
※長期品切れ
ぼう、お寺に来て坊さんにならんか!?
すべてはその一言から始まった。
90歳を超えた曹洞宗布教師丸山健堂老師の小僧時代。人情あり、笑いあり。涙あり。
その慈愛に満ちた言葉には、ほろりと聞き惚れてしまいます。
お寺の鐘つき、五右衛門風呂の湯わかし、兄とのふみきりでの楽しみ……健堂老師が生き生きと語る、きびしくもあたたかい人情話の数々。『少欲知足、富楽安穏』を心に刻み、自分には厳しく、ひとには優しく接することで、すべての人びとにそっと寄り添うことができる。そんなことを教えてくれる心あたたまる物語。
著者プロフィール
諏訪普現
昭和24年神奈川県生まれ、小学時より庵住さんに育てられる。
駒澤大学卒業後、大本山永平寺で修行。
曹洞宗教化研修所修了。
いくつかの住職を経て平成2年より越前市金剛院住職、福井市禅林寺兼務住職。
人権擁護委員、福井刑務所教誨師をつとめる。
掲示板など文書啓蒙活動に力をそそぐ。