書籍

『加藤治郎アンソロジー2』加藤治郎

『加藤治郎アンソロジー2』
加藤治郎

四六変形、並製、320ページ
定価:2,300円+税
978-4-86385-748-3 C0092
装釘:山本浩貴+h(いぬのせなか座)
装画:Gerhard Richter

押収のドラム缶にはあるらーん至福の砂糖こそあるらーめ
 

『加藤治郎アンソロジー』シリーズ第二弾!
時代に捧げる3歌集『昏睡のパラダイス』『ニュー・エクリプス』『環状線のモンスター』が1冊に。

巨大な穴のようなものに陶酔してしまう人間の姿。加藤はそこに没入するように詠った。(江戸雪 解説より)

加藤治郎の第四歌集『昏睡のパラダイス』、第五歌集『ニュー・エクリプス』、第六歌集『環状線のモンスター』に加え、
山中智恵子、小林恭二、魚村晋太郎の批評を再録。解説は、江戸 雪が書き下ろし。対談 加藤治郎×山本浩貴(いぬのせなか座)を収録。

【自選5首】
まりあまりあ 明日 (あす) あめがふるどんなあめでも 窓に額をあてていようよ
フライパンたたいてよせる卵かな新しい宗教のはじめに/おわりに
ペンダント雪の空から垂れてきてめざめるぼくのくちびるにのる
虹のように脚をひらいてきみは待つ暗い回転扉の彼方
真夜中に剝がれる皮のなめらかに環状線を離れて迷う


2026年11月発売予定

【目次】
『昏睡のパラダイス』1998
『ニュー・エクリプス』2003
『環状線のモンスター』2006
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批評再録
山中智恵子 『昏睡のパラダイス』に
小林恭二 詠法と歌境の間で 加藤治郎小論
魚村晋太郎 ア・スタディ・イン・エクリプスィズ(日蝕研究)
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江戸雪 解説 加藤治郎短歌のことば
対談 加藤治郎×山本浩貴(いぬのせなか座) デジタル化からAIまで

 

【著者プロフィール】
加藤治郎(かとう・じろう)

1959年、名古屋市に生まれる。1983 年、未来短歌会に入会、岡井隆に師事する。1986 年「スモール・トーク」にて第29回短歌研究新人賞。1988 年『サニー・サイド・アップ』にて第32 回現代歌人協会賞。1999 年『昏睡のパラダイス』にて第4 回寺山修司短歌賞。2024年、愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞。毎日歌壇選者。未来短歌会選者。
歌集に『ニュー・エクリプス』『環状線のモンスター』『雨の日の回顧展』『しんきろう』『Confusion』『海辺のローラーコースター』など。歌書に『TKO』『ゆめのレプリカ』『短歌レトリック入門』『うたびとの日々』『岡井隆と現代短歌』など。
X:@jiro57。