- 2011-09-22 (Thu) 05:36
- 総合
アメリカの旅をスタートして、早くも3か月が過ぎた。あと半分だ。何だかアフリカからずっとこの旅を続けている感じがする時もある。
ブログを更新しながらの旅だが、さすが、アメリカ、泊まるホテルはほぼ無線ランを装備している。ここ最近NYで泊まっていたYMCAは部屋を替わった途端、ネットの調子が悪くなった。一階のロビーに降りると、同じ悩みを抱えた宿泊客がひざに置いたラップトップに向かっている。だが、私のパソコンはここでも無線ランが通じない。隣のイスに座っていたドイツ人の少女に相談すると、彼女は自分のも最初調子が悪かった、揺さぶっていたら直った、みたいなことを言う。本当かな、と思いながら、ロビーに立ってパソコンを揺すってみたが、何の効果もない。赤ちゃんでもあるまいし。
フロントの黒人のお兄さんに相談してみる。「私のパソコン、昨日まではネットが使えたのに、今日は全然通じない。どうしたんだろう。Wimaxがオフになっているという表示が出るんだけど、私には何のことやら分からない。ヘルプミー、プリーズ」。この男性は黙って聞いていた。らちが明かないので、パソコンのキーをあちこち触っていたら、突然、インターネットのアクセスが再びできるようになった。
どうやらパソコンの左側面にこのWimaxとかいうもののスイッチがあり、私は何かの拍子でこれを触り、勝手にオフにしていたらしい。ただ、それだけのことだった。だいたい、そんなスイッチがあることさえ知らなかった。くだんの男性スタッフに「直った」と言うと、「そうだろう。今、そのことを指摘しようと思っていたんだ」とのたまうではないか。
NYでは特にそうだが、行く先々でカメラを手にした観光客がにぎやかに楽しんでいる光景はほっとする。写真を撮り放題だ。アフリカでもこうだったら写真を撮るのが楽だったのにと思わざるを得ない。
NYではNYPL (New York Public Library) と呼ばれる図書館で調べものやパソコンに向かうことが多かった。私のような観光客にも期間限定のメンバー証を即座に作ってくれるから、本は自由に館内貸し出しが可能になる。閲覧申し込みを書くと、5分後には手元にその本が来た。持ち込みのラップトップを使用するための広い部屋があり、ネットも使い放題。何よりもすべて無料。館外に出ても図書館が立つ公園内なら無線ランでネットにアクセスできた。私の知る限りこのような図書館は初めて。さすがだ。
さらに驚いたのは、パソコンに向かって、これから訪れる地のホテル探しや列車、バスの便を探っているそばを、カメラを手にした観光客の人々がひっきりなしに通り、書棚の本やパソコンに向かっている私たちの写真を撮りまくっているのだ。写真を撮りたい気持ちは分からないでもないが、こんな写真は撮っても意味ないだろうになあ・・・。
(その意味のない写真が上、これだけのスペースがあれば、いつ足を運んでも、空いているスペースがあった。そのありがたいNYPL図書館の外観)
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