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再びラグレインジへ

  • 2011-11-24 (Thu) 02:22
  • 総合

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 11月の第4木曜日(11/24)はこの国のThanksgiving Day と呼ばれる「感謝祭」。日本で言えば、お正月のような感じで、多くの人々がこの感謝祭に合わせ自分の郷里に戻り、週末にかけ家族や親類、旧友たちと憩いのひと時を過ごすのだという。私はキーウエストを後にして、再び、ジョージア州ラグレインジに戻ってきた。
 キーウエストからラグレインジへはグレイハウンドバスでほぼ2日の旅だった。月曜の午後にキーウエストを出て、アトランタ経由でラグレインジ着は火曜の深夜。また眠れぬ夜をバスの中で過ごすことになったが、バス賃は納得のいく運賃だったし、ホテル代一泊分が浮いたと思えばそう悪くはない。
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 何度も書いたような気がするが、キーウエストは11月下旬に差し掛かっても汗ばむ陽気の日々だった。日中は初夏のよう。日差しは結構強く、ホテルの部屋でバリカンを頭に走らせ、少し伸びた髪の毛を散髪し、ビーチで数時間さらしただけで、丸坊主の頭は今も少しひりひりして痛い。夕暮れはさすがに早く、午後5時40分ごろ。レンタル自転車で海岸沿いの自転車道を走っていると、少し物悲しくなる晩夏のよう。ああ、せっかくアメリカに来ているのだから、もっといたいと何度も思ったが、感謝祭はラグレインジのヒックス家で迎えることに決めていたのでそうもいかない。
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 思えば、この旅は日本を発ったのが6月21日だったから丁度5か月が経過。予定していた旅程はほぼ終了した。ヒックス家で少し過ごした後、一路、寄り道しながら西海岸を目指す。昨年のアフリカの旅はクレジットカードが使用不能になり、現金が「枯渇」して、ハラハラドキドキしながらの苦しい旅だったが、今回のアメリカの旅はそれを思えば、天と地ほどの開きがある。何より、身辺の「危険」を心配することのない心安さはとてもありがたい。
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 途中バス停のマイアミでは一駅早く国際空港で下車してしまうポカを演じた。名札を付けた空港のガードマンらしき人に、自分のミスで下車駅を間違えたことを嘆くと、彼は素早く近くの路線バスの停留所まで連れて行ってくれ、停車していた路線バスの運転手にグレイハウンドの駅まで私を乗車させてくれるよう頼んでくれた。彼のお蔭で私は何の負担も問題もなく、本来の乗換駅に無事たどり着くことができた。ささいなことだが、こうした親切がこの国ではまだ息づいていることがうれしかった。キーウエストのレンタル自転車店のおじさんもなぜか、最後の日のレンタル料(10ドル)はただにしてくれた。
 (写真は上から、キーウエストによくあるバーで食べたEdamame (8ドル=約660円) とTunaTataki (16ドル50セント=約1400円)。枝豆はスパイスの効いたドレッシングであえてあり、それなりに美味かったが、これだけでお腹が一杯になった。マグロのたたきもまずまず。ハンドブレーキはなく、逆ペダルがブレーキのレンタル自転車にもすっかり慣れた。行くところが全部こんな感じだったら、とても快適だっただろうに。少し太り、感謝祭で皆が食べる皮脂面鳥いや七面鳥のようにいい色合いに焼きあがった私)

Comments:2

素子 2011-11-27 (Sun) 16:57

那須さん、こんにちは。
すごくお元気そうで楽しそう!
先日田中先生とお会いした時にも
那須さんの話題になりました。

自転車のお写真!妹も私も久々に
「激萌え~~♪」でした(笑)
お帰りになったら、ぜひ「生写真」を
ください。
こちらも急に寒くなりました。
どうぞ残りの旅もお元気で!

nasu 2011-11-28 (Mon) 06:39

素子さん ありがとう。本当は自分の姿などさらしたくないのだが、キーウエストがいかに良かったかということを伝えたくてさらしました。ほかの場所は車に「圧倒」されて過ごす日々でしたから。

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