- 2020-08-18 (Tue) 09:54
- 総合
八月も半ばが過ぎた。春もそうだったが、今夏もコロナ禍で虚しく過ぎている印象だ。退職者の身の私にはどうということもないが、せっかくの夏休みが台無しとなっている子供たちや若者は多いことだろう。
猛暑の中、できるだけ、スロージョギングに精を出しているが、さすがに暑い。香椎浜に着いて、今日は歩くだけにしようかと思うが、「惰性」で走り始めてしまう。すぐに汗びっしょりとなる。ジョギング路を二周、約6キロを走り終え、帰途のコンビニでメロンやマンゴーなどの冷菓を食べるのが楽しみ。帰宅後、さっとシャワーを浴び、最後はお湯から水に切り替えるのも気持ちよい。水シャワーが気持ちいいと感じるのはコロナ禍も奪えない癒しだ。先週はお盆だったから、平日でも焼酎のロックを楽しむ口実ができたが、今週からはそれもない。うーん残念。早く週末が来ないかなと願う私は本当に小市民だ!
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このところCNNも外電もあまり真剣にチェックしていないが、アメリカでは秋に迫った大統領選での郵便投票が物議を醸しているようだ。郵便投票の詳しいところは正直よく分からないが、トランプ氏がこれを蛇蝎の如く忌み嫌っていることは承知している。郵便投票は自宅に送付される投票用紙を郵便で返送したり、指定の場所に投函したりして投票する制度で、不在者投票の手段としては全50州で導入されており、前回大統領選では投票総数の4分の1近くが郵便投票だったという。
コロナ禍で今回大統領選では郵便投票がさらに伸びると見られているが、トランプ氏はこれにより民主党候補が有利になることを憂慮しているようだ。郵便投票の配達を担う米郵政公社(USPS)への追加経済支援の法案を拒否する姿勢を示しており、彼は「なりすまし投票や投票用紙の偽造を防ぐのが難しい」と主張している。支援策が滞れば有権者の貴重な投票が集計作業に間に合わず、投票が無効となる可能性が大。民主党はさすがに危機感を抱き、議会招集の動きを見せている。世論調査が苦戦を伝えているトランプ氏の悪あがきであることは誰の目にも明らか。彼はgood loser(潔い敗者)となる気はさらさらないようだ。
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先週は終戦記念日だった。正確には敗戦記念日と呼ぶべきだろう。BBCをネットで読んでいて、久しぶりにVJ Dayという表現を見た。そうだった。英国ではこの日をVJ Day(Victory over Japan Day)と呼んでいるのだ。
記事の見出しは ——— VJ Day: People celebrate with street patties and kisses ——。1945年8月15日に英米豪などの都市で人々が日本の降伏宣言を狂喜乱舞で祝ったことを当時撮影された白黒写真で紹介していた。ニューヨークの中心部やロンドンのピカデリーサーカスは無数の人で埋め尽くされている。次の文章には日本人として複雑な心境にならざるを得ない。Japan treated prisoners of war very badly, including American and British soldiers who had surrendered. 大戦で死亡した英国及び英連邦の兵士数は71,000人で、そのうち12,000人が日本軍の捕虜となって死んだという。現在の日本人の大半は戦後生まれだろうが、こうした悲しい傷ある過去はいつまでも私たちに付いて回るようだ。
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