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これが第500回!

  • 2020-03-06 (Fri) 10:06
  • 総合

20200306-1583456699.jpg このブログはA4の用紙1枚に収まる程度の長さに書いて、アップしている。その都度、原稿に番号を振り、ファイルに保存している。丁度この原稿が第500回に当たる。回数を気にしたことは一度もないが、さすがに第500回は目にとまった。初回のブログの日付は2012年12月6日。初回の項は次のように書き始めている。
 三年にわたる海外漫遊(取材)の旅をようやく終え、今はまだ一息ついているところだ。「第二の人生」に向け、大いに実りある旅だったと思う。何よりも事故もなく無事こうやって新しいブログをスタートさせることができることを嬉しく思う。
 「第二の人生」は最後の職場となった九州・福岡から歩み始める。この三年間、家財道具はトランクルームに預け、旅の間は高校大学時代の先輩の住居に居候させてもらっていた。この先輩の親切には頭が下がる。先輩は出張の多い人で、かなりの時間を彼が飼っている猫君と一緒に過ごした。時々気がつくと、棚に上がった猫君が、パソコンに向かったり、読書したりしている私をじっと見つめている。似たような口ひげを生やした私が一体何をしているのか不思議に思っていたのだろう。
 先輩宅を引き上げ、近くのマンションに今月初め引っ越した。「自分だけの空間」を持つのは久しぶりだ。長いことトランクルームに預けていた家財道具一切を引き取った。取り急ぎ、大切なベッドを整えた。寒い。ガスヒーターを新たに購入した。

 あれから8年近い歳月が流れたのか。上記に書いている猫は本当に可愛く、今でも時々思い出す。天寿を全うして旅立ったが、思い出の写真も再録しておこう。さて私が生き長らえることができるとしたら、1000回目にはどのようなことを書いているのか楽しみだ。
                  ◇
 風刺の効いた笑いが欲しくてネットでよくのぞいているアメリカの人気トーク番組 “The Late Show with Stephen Colbert”。アメリカの政治や社会が垣間見える。ホストのスティーブン・コルベア氏が特にトランプ大統領の姿をこれでもかというほど揶揄っており、抱腹絶倒ものだ。英語が難解なときもあるが。シリアスなインタビューもあり、勉強になることも事実。最近見た中では高級雑誌「ニューヨーカー」のコラムニストでベテランジャーナリストのスーザン・グラッサー氏のインタビューが興味深かった。
 モスクワ特派員時代にはプーチン大統領が独裁的指導者に変容するのを間近で取材した彼女はトランプ大統領にも類似の傾向が見てとれるとして、「トランプ氏は生来的に独裁者を志向する人物のように思える」と警告した。彼女が使った表現が印象深い。“We are actually the frog being slowly boiled.”(私たちは実際、ゆっくりと煮え立てられている蛙です)。boiling frog の寓話は、蛙を煮え立ったお湯に入れればすぐに飛び出すが、ぬるま湯に入れ、徐々に温度を上げていけば、蛙は自分の身に危険が迫っていることに気づかず、やがて煮え立った湯で死ぬことになるというものだ。グラッサ―氏は大統領弾劾を免れたトランプ氏がますます専制的な姿勢を強めていると指摘。トランプ大統領は就任直後には考えられなかった言動に出ており、このままでは米国民はやがて驚愕の思いで今の時代を振り返ることになるかもと憂えていた。そうなって欲しくはない!

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