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Is he really a conman?

  • 2019-03-04 (Mon) 09:34
  • 総合

 2回目の米朝首脳会談は失敗に終わったようだ。世界の耳目がこの会談に集まった一方、トランプ米政権の足元を揺るがす政治ドラマも同時進行していた。私は首脳会談の様子を垣間見ようとCNNテレビをつけたが、こちらの方に俄然注目せざるを得なかった。
 米下院の監視・政府改革委員会の公聴会。証言に立ったのは不正献金などの罪に問われ、すでに禁錮3年の実刑判決を受け、5月に収監されることになっているマイケル・コーエン氏。問題が発覚するまでの過去10年、トランプ大統領の顧問弁護士を務めていた。
 コーエン氏は2016年の大統領選で、ロシアが関与した民主党関連の大量メール攻撃をトランプ氏が事前に知っていた疑惑や、大統領の不倫相手への口止め料を大統領の指示で肩代わりしたことなどを淡々と語った。
 衝撃的だったのはコーエン氏がトランプ氏の大統領の、いや、一人の人間としての資質を “a conman” “a racist” “a cheat” と厳しく指弾したことだ。「詐欺師」「人種差別主義者」「いかさま師」。米大統領が在任中に公的な場で、しかも全世界が生放送で見守る中、かくも罵倒されたことがあっただろうか。
 こうした侮蔑の言葉をかつての側近に浴びれば、大統領の名誉も権勢もがた落ちし、政権の座にあるのも危うくなるものだろう。トランプ氏がこの危機を克服するには通常の “accountability”(説明責任)では済まないと思うが、今のアメリカは我々が慣れ親しんできた「良心と良識」の国とは若干異なるようだ。
 公民館の中国語講座は冒頭に受講生が全員、簡単なスピーチをする。それで私は先週このコーエン証言を話題にした。語彙を調べていて、スキャンダルは中国語では「丑闻」と書くことを知った。「丑」は「醜」の簡体字らしい。私は今回のコーエン証言はトランプ大統領の政治生命の終焉を告げる始まりとなるかもしれないと思うと言いたかった。中国人の先生は私の拙い文章を次のように添削された。「我觉得,这个丑闻可能成为特朗普总统政治生涯结束的开端。」。トランプ大統領は「特朗普总统」。「成为」は「~になる」という意味。それを調べていて、「成为笑柄」という成句にぶつかった。「物笑いのたねになる」の意味とか。やがてトランプ大統領及び彼が率いた政権が世界から嘲笑されることになるのかも。いやそうなる日が一日も早く来て欲しい。アメリカが早く「正常」に戻ることを祈りたい!
                  ◇
 3月。花粉症がこれから本格化するのだろうか。私は花粉症にも多糞症にも縁がないと思っていたが、今年はちょっとどうもそうではない。まず、このところ、目が痒い、痛い。過去にもむずがゆかったことはあるが、こんなに毎日、朝目が覚めたときから痒く感じたことはない。鼻水もしょっちゅう出る。ティッシュが手元に欠かせない。
 ラジオでNHKの英語講座を何となく聴いていたら、花粉症(hay fever)のために「鼻水が出る」(“I have a running nose.”)での困っているという文章を説明していた。“a running nose” という表現は知らなかった。辞書で調べると、 “runny nose” という語句もあった。鼻水がでる体験はあまりしたことがないので、この表現も初めて知った。「目が痒い」はすぐに “I have itchy eyes.” という文章が頭に浮かぶ。

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