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ケイティ夫人、安らかに!

  • 2018-09-03 (Mon) 16:15
  • 総合

 アメリカ・ニュージャージー州に住む恩師から悲しい知らせが届いた。恩師の奥様が病気で急死なされたとの由。メールの表題に奥様の名前、Katyが目に入った時、なぜか、訃報だと直感した。恩師が私の母校の宮崎大学で教えていた頃はケイティ夫人とやり取りしたことはなかった。私が新聞社を辞め、アフリカの次にアメリカを旅していた時にニュージャージーの恩師の家を訪ねて初めて会った。恩師の家で数日間、お世話になったが、楽しいひとときを過ごさせてもらった。いつかアメリカを再訪する機会があれば、また会いたいと心から願っていた。恩師のメールには愛妻を突然に失った悲しみがあふれていた。
 海の向うの訃報に思いを馳せていた時、ジャパン・ニュース紙をめくっていたら、インドネシア・ジャカルタ発でアジア大会の話題物の記事が目に留まった。大会が行われているパレンバンに住む夫婦が開会式当日に誕生した第三子の娘の名前を「アジア大会」と名付けたとか。両親は娘が成長して気に入らなければ、変更すればいい。でも娘にはインドネシアの人気スポーツのバドミントンかバスケットボールの選手に育って欲しいと語っていた。
 今年は実姉やかつての上司の死にも接し、人の世の営みのはかなさを改めて実感した。命に限りがあるのだから、80年前後で生きとし生けるものの「入れ替わり」があるのは自然な流れだ。それは分かり切ったことだ。私もいつか必ず「お迎え」が来る・・・。
                  ◇
 日本のプロ野球もアメリカの大リーグも佳境に入りつつある。大リーグは依然、大谷翔平君の一挙手一投足に魅せられている。右ひじの痛みを癒していた翔平君が日本時間の3日朝(現地時間2日夜)、ほぼ3か月ぶりにマウンドを踏んだ。相手は昨年のワールドシリーズを制したヒューストンアストロズ。残念ながら、私は年に一度の定期健診日だったため、初回だけ見て出かけた。帰宅後にテレビを付けると、3対2で負けていて、翔平君はマウンドから消えていた。パソコンで急ぎチェックすると、3回途中で交代している。
 大リーグのホームページを読むと、2回の投球の際に打球に思わず右手を出し、ボールが手に当たったのが災いしたようだ。球速が明らかに落ち、ホームランを打たれたのもこれが要因となったのかも。一難去ってまた一難とならなければいいのだが・・・。
                  ◇
 プロ野球の方は惰性で付き合っている。巨人がもう少し元気ならと思わないでもないが、相変わらず、ピリッとしない試合を続けている。
 そう思いながら、読売新聞のスポーツ欄のコラム記事を読んでいたら、先日、次の文章に出くわした。「先発投手が三回までに8点を奪われ、KOされた。(中略)巨人の高橋監督は内海が崩れたこの一戦で、あえて打線と守備に言及することで、今後の戦いざまを問うた」。私は「戦いざま」という表現が気になった。「生きざま」という語句にも何だかなあと思うが、これは今では許容されている言い回しのようだ。しかし「戦いざま」はさすがに無理があるのではないか。この記事の筆者が巨人の無様な戦い方に辟易してしまい、思わず、「戦いざま」と書きなぐってしまったのなら、それはそれでよく理解できるが・・・。

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