- 2018-06-03 (Sun) 09:36
- 総合
中国語の独学を粛々と続けている。疲れはするが、飽きはこない。韓国語の学習も面白いが、文字のハングルはやはり異文化の世界。それに比べれば、漢字の世界の中国語は興味が尽きない。
中国語を学びながら、常に頭にあるのは、日本語ではそして英語ではどう表現するだろうかという疑問だ。そういう時、日本語と中国語の「近さ」をよく感じる。語順的には中国語は日本語より、おなじSVOの英語により近いと言われているが、最近は日本語の方がずっと中国語に似ていると思うことがしばしば。
最近思わずメモした文章。近天的晚会咱们也去参加。これは「今日のパーティーには我々も参加しましょう」という意味と紹介されている。直訳だと「今日の夜会、我々も行き参加しましょう」。要するに、頭に浮かぶままの語句をそのまま中国語の単語(表現)に落としていけばだいたい大丈夫な感じだ。
英語だとこうはいかない。乱暴に直訳すると、“Tonight’s party, we too go, participate.” となるが、いかにもたどたどしい。原文の語順をなるべく生かそうとすれば、 “As for tonight’s party, let’s go and join together.” みたいな文章になるか。文章の潤滑油的な「機能語」と呼ばれる前置詞や接続詞の類の語を付加するのが不可欠だ。これに対し、日本語で頭に浮かんだ語(表現)を思いつくままに口にしてみると、中国語らしい文章になるような気がしてならない。
もう一例。这是去您的家时照的相片。「これはあなたの家に行った時に撮った写真です」。直訳では「これは(私が)行く、あなたの家に、その時に撮影の写真です」。これも頭に浮かぶ中国語の語を思いつくままに口にすれば、何とか中国語らしい文章にまとめることが可能かと思う。英語ではこうはいかない。乱暴に直訳すれば、“This is, go to your house, at the time take a photo.” のような文章になる。こなれた英文にすれば、“This is a photo I took when I visited your house.” のような文章だろうか。要するに、構文そのものに手を入れる必要がある。日本語と大きな差があるように思えてならない。
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海の向こうの大リーグ。同じアメリカンリーグに属している大谷翔平投手と田中将大投手の投げ合いは大谷選手の先発登板が見送られたため実現しなかった。
大谷選手はこのところ、数字上の成績からはかつての勢いは失せつつあるが、素人目にはあまり心配する必要はないように見える。すぐにまた爆発するだろう。ぜひかつて存在したことのないスーパースターへの階段を着実に歩んで欲しい。
彼がアメリカでも人気を博しているのは彼の外見とも無縁ではないだろう。23歳のハンサムな青年だが、どちらかと言うと童顔に近い。そして礼儀正しいことはテレビ画面からも十分伝わってくる。対戦したデトロイトタイガーズの監督は大谷投手の前評判を裏切らない実力を高く評価したうえで、次のように大谷投手のことを評していた。“That’s a pretty nice-looking pitcher, a nice-looking young man who did really well.”
大谷選手が今夏のオールスターゲームに選出されるのはほぼ間違いないように思える。
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