- 2018-04-02 (Mon) 21:25
- 総合
4月。私もようやく再びの仕事モードに。週1日、僅か2時限の授業だから仕事と呼ぶには気が引けるが、これも神様の思し召しだろう。与えられた仕事を精一杯こなすだけだ。
空いている時間がある分、中国語と韓国語の独学に励むことができる。頼みとするのは我が国営放送、NHKラジオの語学講座。4月から新しいクールに入った。有難いのは新しいクールでまた初歩から教えてくれることだ。「まいにち中国語」は再放送ではなく新作の講座。テーマは「ゆったりとしっかり学ぶ中国語」。テキストをざっと見てみると、発音の基礎から鍛え上げて頂けるようだ。「まいにちハングル講座」も新作で、テーマは「読めると聞こえる!グンと伸ばそう読む力」。こちらも発音の基礎から丁寧に教えてもらえる。
一般的には段々とハードルを上げていかないと語学力はつかないことは承知している。しかし還暦過ぎての独学の場合はあまり無理せず、ゆっくりマイペースでいいと思っている。その点、NHKの講座はぴったしカンカン。しっかりテキストを読めば、新しい語彙も確実に身に付くよう(だと私は感じている)。
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4月。球春の到来。自室がほぼ生活圏の私はあまりテレビに付き合いたくはないのだが、これだけは致し方ない。一昔前は海の向うの試合を日本のお茶の間で寝そべりながら楽しめることなど考えられないことだった。しかし、そのうちさまざまな制約が出てきてもっとお金がかかる時代が来ないとも限らない。楽しめるうちに楽しんでおいた方がいいだろう。
今シーズンの目玉は何といっても大谷翔平投手。彼の一挙手一投足に多くの耳目が集まっている。スーパースターとは彼のような人物のことを言うのだろう。
そう思っていたら、彼が所属するロサンゼルスエンゼルスの地元紙、ロサンゼルスタイムズ紙は大谷投手が見事、初勝利を挙げた1日の試合後のネット版で次の見出しの記事をアップしていた。“Angels' Shohei Ohtani has his flaws, but he also has the look of a future superstar” (オオタニは弱点もあるが、将来はスーパースターになっても不思議ではない)。大リーグでプレーできること自体、一流選手の証だろうが、誰もがスーパースターとなる可能性を秘めているわけではない。大谷翔平にはその可能性が大いにあるという。
彼が初勝利をあげた試合。私も歴史的な試合を見逃すわけにはいかないと目覚ましを午前5時にセットして備えた。残念ながら目が覚めてテレビを付けると、すでに試合は4回を終わっていた。その時点で彼は相手のアスレチックス打線に3点を与え、3対2で負けていた。嗚呼、打たれてしまったか、とがっかりしながら、ゲームを追うと、彼の表情が生き生きとしている。負け投手のそれではない。すると味方打線が奮起、5回に逆転し、試合は4対3に。彼は5回裏を抑えて勝利投手の権利を手にし、さらに6回も三者凡退に封じた。
自分に課せられた投球回数を終え、ベンチでナインの祝福を受ける光景が何度もテレビで流されたが、笑顔が満開のベンチからは彼がいかにチームメートに可愛がられているかがよく伝わってきた。エンゼルスが所属するアメリカンリーグ西地区はワールドシリーズを制覇したヒューストンアストロズが君臨する激戦区。ショウヘイの名が各球場で老若男女のファンから連呼されるのが日常光景となって欲しいものだ。