- 2017-04-29 (Sat) 18:07
- 総合
大リーグ観戦。あまり付き合いたくはないのだが、日本人選手が活躍するとついつい見てしまう。ニューヨークヤンキースのエースに成長した田中マー君。向こうではよく “archrival”(最大の競争相手)と評される同じアリーグ東地区のボストンレッドソックスを相手に27日、見事なシャットアウトを演じた。敵地ボストンに乗り込んで、しかもリーグを代表する相手チームのエースを相手に投げ勝った。奪三振はわずか3個だったが、投球数は97球。大リーグのホームページでも最大級の賛辞が送られていた。残念ながらこういう時に限って、日本では放送がない。私が契約しているケーブルテレビでも放送がなかった。
大リーグのホームページを見ていると、英語学習に役立つことが多い。言葉遊びみたいなもののヒントが得られる。例えば、先日は以下のような見出しが躍っていた。“Darvish comes up Yu-ge with 8-inning outing” これはテキサスレンジャーズのダルビッシュ投手が8回を力投して勝利を収めた記事の見出し。最初はなぜ Yu-ge という「語」があるのか理解できなかった。少し考えて、ダルビッシュのファーストネーム、有(Yu)をもじり、huge(巨大な、たいした)を念頭に置いた造語だと分かった(多分そうかと思う)。これは英語ネイティブだから思いつく言葉遊びだろう。ダルビッシュ投手にしても自分の好投を称えるこのような言葉遊びをされて悪い気はしないだろう。
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テレビよりもっと親しく付き合っているのはラジオ。特にNHKラジオの語学講座はとてもありがたい存在だ。ベッドと机がある部屋に置いているラジオは語学講座が流れるNHKの第2放送に周波数を合わせている。台所に置いているラジオは地元福岡の民放放送局の周波数にしていることが多い。
つい数日前のこと。炊事をしながら、民放の放送を流していた。ゴールデンウィークにどこに出かけますか、何を楽しみますか、といったお決まりの話題に聴取者の声を交えながら賑やかにやっていた。5月の週明けを休むと最大限9連休が可能とか。あちきには関係のない世界の話だと聞き流していたら、男性の司会者(?)が「世の中にはボーナスとは一生無縁な人もいるんですねよ。また、ゴールデンウィークの休みなんかとも関係なくずっと働かなければならない人たちもね」と言い放っていた。女子アナとおぼしき人も相槌を打っていたような。聴取者の中にもまさにそういう人がいただろう。そういう人たちはどういう思いで聞いたことだろう。このラジオ局の放送に耳を傾ける気が失せてしまった。
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中国語と韓国語、日本語を並べて見ると、漢字を使っているので、中国語は割と理解できる。といっても、こちらはピンインを覚えることに四苦八苦しているので、簡体字(漢字)が記憶に残らないこともしばしば。それはさておき「絶対に必要である」という文章は中国語では「绝对必要」。韓国語では「절대필요하다」。見た目での日中の「近さ」は説明するまでもないだろう。しかし、音にしてみると、中国語は「ジュエデュイ ビィヤォ」みたいな感じで、これはもう「別世界」。韓国語では「チョルテ ピリョハダ」。音の方は韓国語と日本語との「近さ」が何となく伝わって来る(と私は感じている)。
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