- 2016-08-01 (Mon) 11:23
- 総合
先週の金曜日。また中洲の歓楽街を歩いた。人恋しくなったわけではない。高校時代の同級生から暑気払いでもしようとメールがあったからだ。それで落ち合うのに便利の良い中洲で落ち合った次第。先週のぞいたお店にまた足を運んだが、生憎予約客で満室とか。それで友人が行ったことのある西中洲の小料理屋に行った。
久しぶりの再会だった。先週末にも少し飲んでいるので、この夜は勘弁してもらい、もっぱらウーロン茶をあおった。彼が美味そうに生ビールを干すのを見ても気持ちがざわつくことはなかった。ささやかな宴の最中、連絡が遠のいた同級生O君の話になり、O君の携帯に電話。O君は定年退職後はどうやら好きなゴルフを中心にした優雅な生活らしい。電話に出たO君は「那須君、君のブログたまにのぞいているが、俺には難しすぎて・・・」と宣う。
英語に加え、最近は韓国語、中国語の雑学的要素も加わった。まあ、私には「備忘録」的なブログだから、O君、許してたもれ。別に気取って書いているわけではない。私にはそれでも同級生のO君がブログをたまにのぞいてくれているだけで嬉しかった。
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O君には悪いが、英語に関する記述が楽しみという「読者」もおられるようなので、いつも読んでいる米インターネット新聞「ハフィントンポスト」の記事を紹介したい。これは何とも興味深い漫画(cartoon)だ。
この漫画を読んで最初に頭に浮かんだのは日本語の「回文」という、上から読んでも下から読んでも同じ文意になる巧妙な文章だ。この漫画の文章の面白さは普通に読むと左のドナルド・トランプ氏の主張となるが、逆から上に読み上げていくと、右のヒラリー・クリントン氏の訴えとなるというもの。文章を区切る句点(ピリオド)がないところがみそか。
トランプ氏の主張と思って普通に読み進めれば、“It’s getting worse. So don’t try to convince me that the future is bright in America because, when you take a closer look, there’s anger and hate, even if it’s not who we are as a nation. But you should be scared (of) crime, terrorists, illegals. We need to do something. Believe me, fear is greater than hope. Because we can’t be optimistic and you’ll never hear me say America needs bridges not walls.”
ヒラリー氏の主張と思い、下から逆に読むと、“America needs bridges not walls. And you’ll never hear me say we can’t be optimistic, because hope is greater than fear. Believe me, we need to do something. Crime, terrorists, illegals. You should be scared. But it’s not who we are as a nation, even if there’s anger and hate. Because, when you take a closer look, the future is bright in America. So don’t try to convince me that it’s getting worse.”
しばし考えさせられた。これは何を意味するのか。考え方の出発点が異なるということか。それとも庶民とはかけ離れた階層に属す二人の主張には所詮大差がないということか?