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the lesser evil

  • 2016-05-25 (Wed) 14:36
  • 総合

 このところの蒸し暑さで寝苦しい夜が続いていたこともあり、少し体調を崩してしまった。クーラーをつけるには早過ぎると思い、扇風機のお世話になっているが、どうも風邪のような症状で、咳が出て、微熱がある。食欲もあまりない感じだ。人間とは現金なものだ。余震が続いている時は早く終息して欲しいと願い、蒸し暑くなってくると、もう少し涼しい初夏が続いて欲しいと願う。
                 ◇
20160525-1464154554.jpg 海の向こうの米大統領選。米東海岸に住む恩師からは毎日、関連のニュースがメールで送られてきている。購読している英字紙、ジャパンニュースも連日報道しているが、いささか食傷気味だ。最近の記事で印象に残ったのは、民主党指名候補争いで本命のヒラリー・クリントン氏を激しく追い上げているバーニー・サンダース上院議員がクリントン氏を痛烈に批判した記事だろうか。Sanders told ABC’s “This Week” program that Americans should not have to choose between “the lesser of two evils” in the Nov. 8 election. サンダース氏は11月8日の米大統領選で有権者がどちらの候補がより少しはましかという悲しい選択を迫られることのないようにもっていく必要があると訴えている。
 共和党の候補指名を手中にしたトランプ氏にはともかく、クリントン氏にとっては屈辱的な一言だろう。自分が evil であると酷評されたわけだから。”Choose the lesser of two evils.”(同じ悪でもましな方を選べ)とは時に目にする風刺の効いた表現ではあるが、嗚呼、遂にここまできたかと思った。まあ、十二分に予想された展開だが。米CNNテレビに出演したサンダース氏はさすがにこの点を突かれると「私がそう言っているのではない。米国民がそう考えているということだ」と弁解していたが、クリントン氏は傲岸不遜のトランプ氏と同じ世界に生きている富裕者というのは彼の本音だろう。
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 八百屋さんの壁のビラで知った私立高校提供の中国語初級講座が開講した。上記の通り、微熱があり、少し辛かったが、大切な初回の講座なので出かけた。先生は中国人の男性で流暢な日本語を話す人だった。初回は中国語の単母音と声調の説明。すでに初級の入門書で知っていたことだったが、ネイティブスピーカーの人から説明を受けて、よく理解できた。この日の受講者はわずか7人。高校生も3人いた。次の講座は再来週で、来年2月まで飛び飛びに全16回の予定。地道に学習を続ければ、講座が終了する頃には基礎の基礎を身に付けているかと思う。いや、そう期待している。
 参考までに日本語の母音はご承知のように「あいうえお」の5つ。韓国語の単母音は7つ。中国語の単母音は6つ。大きな違いはないように見えるが、これが大きな違いを生む。これまで何となく感じてきた疑問。なぜ、中国人はあのようにきれいな英語、時としてネイティブのような英語をしゃべれるのか。韓国人もまた日本人と比較すればずっと上手に英語をしゃべれるのか。この疑問が日本語、中国語、韓国語の音韻の上からも説明ができるような気がしている。その辺りはおいおいこのブログでも書いていきたいと願っている。

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