- 2024-11-21 (Thu) 16:06
- 総合
木曜日朝。いつものようにスマホの目覚ましで迷界に引きずり出される。スマホのニュース一覧にさっと目をやる。普段はそれからトイレに立ち(座り)洗面、歯磨きに移るが、この朝は速報記事を眺める時間がちょっと長かった。大相撲の元横綱、北の富士氏の逝去のニュースが報じられていたからだ。NHKの大相撲中継で舌鋒鋭くかつユーモアあふれる解説が人気だった。私は親方(あえて親方と呼びたい)の全盛期に高校生だった。当時は北の富士関よりもライバルの力士を応援していたが、現役引退後は段々と彼の味のある解説に惹かれていった。
ちょうど一年前のこのブログで次のように書いている。――大相撲に見切りをつけたくなった理由がある。大相撲の解説者としてお茶の間に人気の北の富士親方がこのところ体調不良からか解説をずっと休んでいるからだ。今の解説陣は北の富士親方の味わい深い語りには遠く及ばない。相撲を見る気になる日が再び来るのだろうかしら?――
北の富士親方の闊達な解説を再び楽しむ機会は永遠に失われた。82歳。合掌。これから大相撲のファンとなる人たちはかわいそうだと思わずにはいられない。
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英語表現で好きなものの一つに You are what you eat. ということわざ(?)がある。以前にこのブログでも紹介したことがあるかもしれないが、ときがだいぶ経過しているはずなので改めて触れたい。齢を重ねると、この表現はますます重要性が強まると感じる。「あなたはあなたの食べるところのものである」「あなたはあなたの食べるものでできている」すなわち「あなたの健康はあなたが普段食している食べ物で決まる」という意味合いか。
女子大で英語を教えている頃はこの表現を何度口にしたことか。メディアで喧伝される「ファーストフード」(fast food)に流れずに、母親が愛情を込めて作ってくれる「スローフード」(slow food)を有り難く思って頂くんですよと説いていた。自分自身がそうだったとは決して言えないが、まあ、今の私はなるべくスローフードを心がけてはいる。らっきょう酢で野菜のピクルス(?)作りしかり、きな粉入りの豆乳(?)しかり。
最近は韓国人の友人夫妻から土産にもらったカタクチイワシも加えることができるだろうかと思っている。尋常ならざる量のカタクチイワシ。友人は英語でアンチョビと称した。私は?だったが、段ボール箱から中身が見え、「ああ、いりこのことをアンチョビと言っているんだな」と推察。辞書を引くと、anchovyという語が載っていて、「アンチョビ」「カタクチイワシ科の小魚」とある。広辞苑で「いりこ」と引くと、「小さな雑魚(ざこ)を炒って干したもの」と載っている。友人の助言に従い、大量のアンチョビをジップロックに収め冷凍庫で保存しているが、果たしていつ食べ切れるのか見当もつかない。
毎日いりこを貪るように食べてもいいのだろうかと思い、ネットで検索してみると、いりこは栄養価の高い食品であることを知って安心した。おやつとしても可だとか。栄養成分として以下のことが指摘されていた。「身体の成長に不可欠なタンパク質」や「生きるために必要なミネラル類」「良質な不飽和脂肪酸」が豊富に含まれているという。平日は翌日の仕事のことを考え、焼酎は控えている。それで酒の肴というわけにはいかないので、いりこ(アンチョビ)を日々おやつのように食べている次第だ。友人に感謝しながら・・・。
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