- 2024-11-04 (Mon) 15:08
- 総合
ふと気がつくと、いつの間にか11月だ。毎年のことながら、1年が瞬く間に過ぎ去っていくような気がする。1年があっという間なら、10年もたいしたことないか。10年がたいしたことないなら、100年もほどなくか。人の一生はかくしてあっけなく終焉するのか。
江戸時代やそれ以前の時代のことなどを考える時、ずっと昔のことであり、例えば、本能寺の変とか赤穂浪士の吉良邸討ち入りのことなど、今に伝えられている通りのことが起きたのか、眉唾の部分も多々あるのではないかなどと私は思ってしまう。要するに今生きている自分が直接「関知」できない時代のことはどうも信用できないなということだ。ましてや遙か昔の古墳時代のことや、文献資料が存在していない、恐竜が跋扈していた先史時代のことなど始めから眉唾ものだと今でも思っている。タイムマシンがあればそうした時代にタイムスリップして「確認」してみたいものだ。
スマホで寝る前にスマホの画面にあるYouTubeをクリックすると、タイムスリップものがよく出てくる。代表的なものは20xx年の世界からやって来た未来人が日本や世界のことを語る(予言する)ものだ。これこそ眉唾ものだと思いながらも、ついつい見てしまう。
とここまで書いてきて、そういえば、タイムスリップは和製英語だなということを思い出した。英語で表記するなら、time travel だ。でもタイムスリップは言い得て妙の表現ではないかとも思う。time-slip。私が学生時代にはサラリーマンは和製英語だから使わないようにと注意されていた。今では英米のメディアで普通に見かけるような気がする。英和辞書にも「(特に日本の長時間働く)サラリーマン」と載っている。やがてタイムスリップという表現が英語の語彙として取り入れられるようになるのだろうか、と思ってします。
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ふと気がつくと、最近は中国語や韓国語の話題に触れていない。独学をやめているわけではない。NHKラジオの初級講座は今もずっと聴き続けているし、日々、新たな気づきがないわけではない。ただ、改めてこの欄で書く意欲がわかないだけである。ということはやはり学ぶ意欲が減退しているのかもしれない。
で少し無理して中国語の学びのことを書くと、今朝、中国語講座を聴いていて、(乱暴にカタカナ表記を許してもらえると)「ツーディエン」という語が紹介されていた。あ、これは確か辞書だなということはすぐに合点がいった。しかし、中国語の漢字でどう書くかということはあやふや。おそらく「词典·」だったかのような。問題は中国語特有の声調だ。私の耳にはこの日辛うじて、↗↘↗と上がって下がって再び上がるように聞こえた。実際のピンイン表記を辞書で確かめると、cídiǎnと載っており、私が感じたように↗↘↗というような音の上げ下げだ。正直嬉しかった。私はこの音の上げ下げが凄く苦手で辟易することがしばしばだからだ。できて当たり前の簡単な語とはいえ、ちょっと気分を良くした。
上記講座では続いて、醋(酢)と酱油(醤油)という語が出てきていた。醋(酢)はcùであり、酱油(醤油)はjiàngyóu。両方の語も何とか記憶していた。もっとも私には醋のcùと词のcíを明確に区別することは至難の業。ともにツーと聞こえるこの音の違いを日本人には即座に判断することは無理ではないかなどとぼやきたくなる次第。日暮れて道遠し!
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