- 2024-10-24 (Thu) 15:53
- 総合
韓国の友人一家から「九州滞在が楽しかった」とのお礼のラインメールが届いて以降、ブログをアップする気力も失せてしまっていた。水は低きところに流れるものだということを再度実感。木曜日の午後、仕事を終えて、そろそろ何かアップするかとパソコンに向かう。
中学・高校で英語を教えていると、それまで特に考えもしなかった語彙や文法の気づきに目を覚まされることがある。その都度反省し、学んでいる。直近では次の問題に考え込まされた。空欄に適語を入れる問題だ。
It’s so (u ) you to get cold feet at the last minute. (今になっておじけづくなんて君らしくもない)。get cold feet は専門学校で教えていた頃、何度か学生に説明した。身体の部位を使った慣用表現の代表的例だ。「おじけづく」。
空欄の語はuから始まる語という指示だ。私は日本文を読んで、unlikeという語が頭に浮かんだ。unlikelyも候補に浮かんだが、口にしてみるとやはり unlike が座りがいいと思った。正答は確かに unlike。授業を終えた後に一人の生徒が近づいてきて言う。「先生、unlikely ではだめなんですか?」。「うん、一見、良さそうにも思えるが、実際そうは言わないようだね。unlikely は叙述的に使うのが一般的かな」などと答えた。理路整然と説明できなかったことを悔いる。
職員室に戻り、改めて辞書を引いて愕然とした。likelyとunlikelyでは明らかな差異があるのだ。第一に品詞が異なる。以下、辞書で分かったことや例文を列挙する。unlikely は形の上からは副詞に見えるが、形容詞であり、「ありそうもない」「しそうもない」という意。an unlikely storyは「ありそうもない話」。unlike はまず形容詞で「似ていない」という意味があり、Unlike his father, he enjoys singing. だと「父親と違って彼は歌うのが好きだ」という意となる。「~と違って」「~らしくない」という前置詞の用法もあり、It is quite unlike her to criticize others. は「他人のあらさがしをするなんて彼女らしくない」。私はこの手の文章は知っていたが、unlike がこの場合は前置詞であることまでは認識していなかった。
そうした文法的な知識がなくとも、例えば “That’s so unlike you.” という文章を見れば、「君らしくないね」という意味であり、これは相手を非難して使うこともできるが、ときに相手の励ましに使うことができることも理解していた。そうか、このunlike は品詞で言えば前置詞だったのか!
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米大リーグのワールドシリーズがいよいよ土曜日朝(日本時間)に開幕する。プロスポーツの試合でこんなに胸躍らせて待つのは久しぶりだ。興味が失せたプロ野球はどうでもよくなってこれも久しい。
大リーグのホームページでは例によって、ドジャースとヤンキースのポジションごとの「優劣」が詳述されていた。両チームとも実力伯仲のようだ。大谷翔平君はもちろんDH(指名打者)のポジションで扱われていて、翔平君に分があると判定されていた。さてその総合的結論は “Dodgers in seven .” だった。ドジャースが4勝3敗で優勝とのご託宣だ。果たしてそうなるだろうか!?
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