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藤井八冠→七冠

  • 2024-06-21 (Fri) 21:54
  • 総合

20240621-1718974428.jpg 仕事を終え、疲れて帰宅。風呂にお湯をためて、夕食の準備でもせねばと思いながら、パソコンでYouTubeをチェック。お、将棋の叡王戦を生中継している。藤井聡太八冠が叡王のタイトルを防衛すべく、伊藤匠七段の挑戦を受けている。21歳の同い年。小学生の頃からのライバルだ。現在地はだいぶ開きがあるが、これから長く宿敵と称されることになるかもしれない。判官贔屓としては伊藤棋士を応援したい気もするが、好青年の藤井棋士の活躍も願いたいしと、家事はすっかりそっちのけで両棋士の激突を見守った。
 私が見始めた時は画面のAI(人工知能)は藤井八冠が優位にあった。最後には藤井八冠がそのまま押し切り、防衛に成功するのだろうなと思っていた。ところが、終盤で八冠が意外な手を放ち、AIの優位判定が挑戦者に大きく振れた。形勢逆転に解説の二人のプロ棋士も慌てふためいていた印象だった。ど素人の私には本当に伊藤棋士が優位となったのかよく分からなかったが、藤井棋士の苦境が彼のらしからぬ表情から見て取れた。
 勝敗が決した後のお決まりの記者会見。将棋専門記者が勝者、続いて敗者にマイクを向けてインタビューするのだが、勝者はともかく、敗者にも情け容赦のない質問の数々は少し酷ではないかと思うほどしつこかった。これで藤井八冠は一冠を奪われた。彼のことだから、来年には八冠に返り咲いているかもしれない。いや、伊藤新叡王もかなりの実力者だから、そうはならないかもしれないし、残る七冠もそうそうたる棋士が奪取を目指しているから、一つ一つを防衛すること自体が至難の業だろう。いずれにせよ藤井棋士が八冠の座から追われた記念すべき一戦を「目撃」できたことは悪くないと思う。
                  ◇
 非常勤講師とはいえ、日々教壇に立つようになって以来、楽しみな晩酌は控えるようになっている。金曜夜と土曜だけは心置きなく杯を傾ける。暑いこれからは生ビールがますますうまくなるのだが、一つぐらいは禁を維持したいと思い、大好きなビールは一人酒では飲まない。従って焼き鳥屋で飲む時はハイボール、家飲みする時は黒霧島。どちらも甲乙つけがたいほど、美味い。
 最近食に関して一つ気づいたことがある。私はらっきょう酢を好んで使っている。酢には他にもさまざまな種類があることは承知していたが、ずっとらっきょう酢一筋だった。残念ながら、らっきょう酢はスーパーやコンビニには置いてない。それで量販店で買い求めている。量販店はちょっと遠いところにあるので、リュックを背負い、散歩がてら出向き、1㍑のボトルを2本購入している。先日も2本買おうとしてふと、リンゴ酢に目をやった。リンゴ酢はまだ使ったことがない、試しに使ってみるか。
 タマネギをむいて切り、いつものらっきょう酢ではなく、リンゴ酢に漬けた。念のため、ハチミツをすくってタッパーに落とした。これで甘みが増すだろう。さて、翌日、楽しみにタッパーの蓋を外し、タマネギを食してみる。げっ、まずい。身体にいいと分かっていても、これは食べる気になれない。漬けがたりないのか。もう一晩寝かして、翌日、箸をのばす。だめ、依然としてとても食べる気にはなれない。嗚呼、決して安くはなかったハチミツも無駄にしてしまった。やっぱり、らっきょう酢にはかなわないようだ!

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