- 2024-04-03 (Wed) 20:42
- 総合
前回の項で「非常勤講師の仕事も春休みに入り、一息ついている。時間ができたので久しぶりに大好きな台湾に行こうかと考えている。済ませなくてはならないその他の用事もあり、見送ることになる可能性大だが」と記した。幾度となくチェックした航空券の馬鹿高さにあきれ、結局断念せざるを得なかった。
本日朝、いつものように7時過ぎに目覚め、NHKラジオの韓国語・中国語講座を聴いた後、ニュースにアクセスすると、沖縄地方に津波警報との警告が出ている。え、大地震があったのかと驚いてチェックしてみると、震源地は台湾ではないか。それも私が台湾を再訪したら絶対行きたいと考えていた花蓮の沖が震源地。花蓮には一度しか足を運んだことがないが、気に入ったカフェがあり、ぜひ、再訪したいとずっと願っていた。もし、台湾に旅していたら、まさに今の時期に花蓮に下っていた可能性が大。NHKテレビが伝える現地からの映像を見ながら複雑な心境になった。日本も台湾も地震や台風に常時悩まされる地。そうした災害とは無縁の地も世界にはあるようだ。「神様、不公平ですぞ!」と声を荒げても詮なきことは百も承知しているが・・・。
台湾を諦め、出かけたのは鹿児島・南大隅町。薩摩半島の対岸、大隅半島にある町だ。コロナ禍でここもずっとご無沙汰だったから、5年ぶりだろうか。博多駅から九州新幹線で鹿児島中央駅まで一気に南下し、そこからバスで鴨池港に行き、フェリーで垂水港まで。そこで友人のTさんが迎えに来てくれていた。帰りはほぼ真逆のコースで福岡へ。
南大隅町では当初、温泉ネッピー館のあるホテルに2泊するつもりだったが、「うちに泊まんなさいよ!」というTさんの言葉に甘えて有り難くお世話になった。最初の夜は旧知のHさん夫妻も加わって鹿屋市内で楽しく会食。普段は飲まない生ビールも2杯ほど頂いた。翌日はTさん夫妻に桜島を一周するドライブに連れて行ってもらい、高台からの眺望を楽しんだ。韓国やおそらく台湾からと思われる観光客も結構見かけられた。
今回の旅で一番印象に残っているのは桜島観光の帰途に垂水の漁港の市場にあるレストランで食したランチだろうか。「海の桜勘」という名の養殖カンパチの専門店だ。二日酔いがまだ残っており、普段なら絶対にスマホで撮影していたであろうに、肝心の写真撮影を忘れた。仕方ないので、このレストランのホームページにある写真をここにコピーして置くのを許してもらおう。「鎌塩焼き漬け丼定食」(1550円)。ホームページに「漬け丼、カマ塩焼き、びんた煮と食べ応えあります!」との文言があるように1550円(以上)の価値ありの定食だった。私が住む福岡の地元にこんな定食を食べさせるレストランがあったら、足繁く通うだろう。まさに “You are what you eat.” を実感させる味処だと思った。
久しぶりのネッピー館の湯も良かった。入浴料はなんと330円。その安さに驚いた。私が福岡で時々利用しているサウナ付きの浴場は料金990円。その3分の1の入場料だ。湯質は断然ネッピー館。第一、こちらは温泉だ。海に近いせいかちょっぴり塩気があるのも愛嬌。いつも地元の人で賑わっているが、混み合っていることはまずない。気持ちよく利用できる。車さえあれば、食に湯に田舎暮らし万々歳だろう。まあ今のところ、移住の考えはないが・・・。
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