- 2023-10-05 (Thu) 17:18
- 総合
もうしばらくは大谷翔平君の話題を書くことはないかと思っていた。そうではなかったようだ。まず、第一に、エンゼルスを率いてきたネビン監督が解任されたからだ。翔平君との相性は良かったようだから、彼の来シーズンの去就にも少なからぬ影響を及ぼすか。私は監督交代を希望してはいたが、実際に彼が抜けるのは若干残念なような気もする。読売ジャイアンツの原監督とどちらの留任を望むかと問われれば、間違いなくネビン監督の方を選択したことだろう。その二人とも表舞台から去ってしまった。もっとも原氏の方はテレビ解説の場などで来シーズンも「活躍」するのだろう。全然楽しみではないが!
米国在住の恩師から翔平君に関するニューヨークタイムズ紙の話題がメールで届いた。「尻切れトンボ」になったものの、2023年のShohei Ohtani の活躍がいかに前代未聞のものであったのかと称賛した記事で、その中にえっ!と思うところがあった。以下の記述だ。
While attending high school in Japan, Ohtani scripted his life and career from ages 18 to 42. The peculiarly specific timeline (Age 24: Throw a no-hitter and 25 wins; Age 31: First daughter is born) includes winning three World Series before retiring from baseball at age 40. Despite his accomplishments, he has fallen behind schedule.
彼が上記のような夢というか展望を高校時代に抱いていたことは知らなかった。スポーツ新聞などでは報じられていたかもしれないが、競馬と縁を切って以来(馬券を買うという意味)、スポーツ新聞の類を手にすることは皆無に近いので知らなかった。そうか40歳で引退するまでに最高峰のワールドシリーズで3度の優勝を手にしているのか。彼は来年30歳だから今後10年間でワールドシリーズ優勝3回か。翔平君なら決して不可能なことではない。是非実現して欲しいと願う。
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私は翔平君のような大人(たいじん:徳の高い人)ではないので、このところ些事に悩まされている。ネットでとある一冊の書を入手しようとしているが、姓名に続き、住所を書き込もうとすると、米国内でしか注文できないようになっており、はねつけられるのだ。不可解極まりない。この数年来、毎朝読んでいるキリスト教の祈祷書(devotional)の2024年版を手に入れようとしているだけの話だ。
他の本は何の問題もなく入手できている。驚くのはその手軽さとスピード。先の日曜日のこと。購読紙の読売新聞の書評欄を読んでいて、ある新書の紹介に目がとまった。『漢俳 五・七・五の中国国民詩』。「漢俳」とは俳句のように、漢字17字で書かれた中国の短詩を意味する。そういうものがあることは何となく知ってはいたが、正確なところは無知に等しい。私は子規よりも啄木、俳句よりも短歌の方が接しやすいと感じているが、中国語を学んでいる初学の身としては興味を覚えずにはおれない書だ。それで日曜夕、パソコンからネット注文したら、月曜夜には郵便受けに届いていた。何というスピード!
それだけにこの1か月以上、悪戦苦闘している祈祷書の注文には辟易させられている。書店に足を運び、取り寄せてもらうことも考えたが、一般書ではないので、まずは無理だろうと匙を投げつつある。情けなや!
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