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囲碁もスポーツ?!

  • 2023-09-26 (Tue) 14:51
  • 総合

 アジアのスポーツの祭典、第19回アジア競技大会が中国で開幕した。最近はそこかしこで世界的なスポーツ大会が開催されている気がしてならない。スポーツ観戦大好きな私としてはフォローせざるを得ない。
 読売新聞のスポーツ欄を開いて開会式を終えた注目の日本選手のコメントが掲載されていた。その中に囲碁棋士の談話が載っているのを見つけ、いささか驚いた。え、囲碁もアジア大会の競技種目になっているのか! そういえば少し以前に囲碁や将棋などのいわゆるボードゲームも将来、オリンピックの種目になるのではというニュースに接したような記憶もある。今はそういう時代なのか。
 ネットで調べてみると、以下の記述を見つけた。「チェスやポーカーなどは国際オリンピック委員会(IOC)の定めるオリンピック競技の定義を満たしている。ただし、IOCは今のところこうした頭脳ゲームはまだオリンピックには採用しない方針。一方、アジア大会では囲碁、ブリッジ、チェス、シャンチーを採用している」とか。シャンチーとは私は知らないが、中国やベトナムで伝統的に行われてきている将棋に似たボードゲームらしい。
 チェスが選ばれているならぜひ将棋をとも思う。囲碁の世界では日本は中国や韓国に今では遠く及ばないとも聞くが、将棋ならば独壇場だろう。ただ悲しいかな、将棋は囲碁ほど国際社会で馴染みのあるゲームではないようだ。将棋界では敵なしに見える藤井聡太七冠がオリンピックの舞台で金メダルを手にする時代がやがて到来するのだろうか。
                  ◇
 アジア競技大会が開催されている中国の都市は杭州市。上海市の南にあり、浙江省の省都である・・などと書いても、中国に一度しか足を運んだことのない私はよく知らない。ただ歴史ある豊かな土地柄であることは承知している。
 以前にNHKラジオの初級中国語講座を聴いている時、「上有天堂,下有苏杭」(shàng yǒu tiān táng , xià yǒu sū háng)という表現を学んでいたからだ。「苏杭」とは隣り合った都市の蘇州と杭州の意。要するに「上には天国(天堂)があるが、下の地上には蘇州(苏)と杭州(杭)があるではないか」という意味で、それほど両都市は繁栄し、美しいとほめそやした表現。風光明媚と言われる杭州を一度は訪ねてみたいと思うが、スパイ容疑(?)で邦人が当局に逮捕されるニュースが時々報じられる国に行くのは勇気がいる。
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20230926-1695706642.jpg オンラインで開いている英語教室。今月からはカズオ・イシグロ氏の短編小説集
“Nocturnes” を読むことは先に書いた。読売新聞にそのイシグロ氏の一人娘の寄稿が掲載されていた。彼女はこのほど短篇集 “Escape Routes”(邦訳『逃げ道』)を出したとか。
 イシグロ氏に子供がいるらことは知っていたが、一人娘であり、しかも作家の道を歩んでいることまでは知らなかった。寄稿(翻訳)を読むと父親を通して日本の文化への関心があり、日本的なものに強いつながりを意識して育ったようだ。ナオミ・イシグロさん。31歳。“Escape Routes” を今すぐ購入して読む予定はないが、興味がないわけではない・・・。(寄稿の記事の写真を撮ってはみたものの、なぜか天地を正しくできない。情けない!)

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