- 2023-07-27 (Thu) 17:00
- 総合
前回の項をアップしてから10日余が過ぎた。何だかパソコンを前にして文章を打つ(書く)のが億劫になっている。帯状疱疹の痛みから解放され、治癒に向かって前進していると思っていたが、どうもそうではなさそうだと気づきつつあるからだ。数日前には終日、右背中が重く、憂鬱な気分が続いた。駄文を綴る気には到底なれないのだ。
今週には一番最後に診てもらっていた総合病院のペインクリニックに相談に足を運ぼうと考えていた。しかし、週が明けてみると、いや、もう少し様子を見てみようかと尻込みしている始末。心のどこかに「打つ手はすべて打ったのでは。あとは辛抱強く、ときが癒してくれるのを待とう」というささやきが聞こえる。
とはいえ、非常勤講師として教壇に立っている中学校が夏休みに入り、くつろいだ日々を過ごしてもいる。去年の今頃は近くの(そう近くでもないが電車で20分余か)海水浴場に足繁く通い、クラゲや何だかよく分からない微生物に上半身を刺され、苦悶していた。酷暑の日々でも海に近づきたいと思わないのは上記の通り、これ以上の苦しみはまっぴらごめんなすっての心境ゆえ。今夏はおそらく海水に浸ることはないのだろう。残念!
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小人閑居して不善を為すとか。愚禿凡夫の私はなおさらのこと。幸いというか、大リーグではあの大谷翔平君がスーパーヒーロー的な大活躍を続けている。プロ野球はお付き合い程度に楽しんでいるが、翔平君の文字通り一挙手一投足はエンゼルスの浮沈とともに熱い関心を持って眺めている。
本日(木曜日)は朝(日本時間)のゲームが悪天候で流れ、なんと、翌日にダブルヘッダーが行われることとなった。翔平君は急遽第1試合に先発のマウンドに立つことに。試合開始が金曜午前2時(日本時間)らしい。ゲームが終わるのは午前5時過ぎか。そしてほどなく第2ゲームが始まる。いつ眠れというのだ。いや、別に起きていなくてもいいのだが・・。
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定期的に開いているオンラインの英語教室。先週日曜日に読み終えた短編小説はアイルランド出身の作家が書いた “Rainbows” という作品だった。男性作家だったが、語り手は大学卒業後にアメリカの新天地に移民したアイルランド人女性という設定だった。
語り手はニューヨークの大学で20歳ほども年長の女性教授にメンター(mentor)になってもらう。語り手の女性が20年ほど歳月が流れた後で偶然、仕事の出張帰りに長距離電車の中でかつて都会的雰囲気を醸し、憧れの存在だったメンターに再会する。自分は仕事や子育てに追われ、アメリカの多くの中年女性がそうであるように身体には贅肉も付けている。それでも次のように思う。
I have no large regrets about what I have made of my life. It is a worthwhile life. It is a worthwhile body, too. (私は自分の人生に関し大きな後悔の念はない。生きるに値した人生だと思う。身体だってそう悲観することはない)。私にはこの語り手のように割り切ることができるか。いや、自信はない。Give me some more years.(もう少し時間をくださいな)とお願いしたいような・・・。往生際の悪さだけは自信ありか!
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