- 2023-07-13 (Thu) 19:58
- 総合
AbemaTVの韓国ドラマ「マネーゲーム」(머니게임)という全16回のドラマをようやく見終えた。実に面白かった。韓国ドラマはどうしてあんなに面白いのだろう。全16回で良かった。あれがもし全160回ドラマだったら、どれほどの時間を割いて、いや、どれほどの時間を奪われていたことだろう。もうしばらくは韓国ドラマには近づきたくない。
もっとも韓国語の勉強になるからと近づいたのだった。少しは勉強になったのかもしれない。しかし、音声に注意を払おうとしても、ついつい字幕を読んでいて、あまり勉強にはならなかったのかもしれない。
今回、韓国ドラマを見て、改めて思ったことは、韓国語が敬語に満ちていることだ。日本語にも敬語はあるが、日本語の比ではないだろう。しっかり身につけなければ、旅先で思わぬ失態を演じることになることだろう。ここで印象に残った表現を記しておきたいが、私はこのパソコンでハングルを書くのは非常に面倒で大変な時間がかかる。簡単な方法があるのかもしれないが、どうも分からない。まだ、中国語の方が楽だ。
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英語はその点、敬語の概念が「希薄」だから気が楽だ。そう思っているが、最近、BBCのニュースを見ていて、気になる表現に出くわした。以前からこういう表現があることは承知していたが、実際に目にすると??と思ってしまう。その人の性自認が「確定」していない場合、その人を代名詞で受ける場合、he でも she でもなく、they で受けるのが一般的になったようだ。
BBCの記事はBBCテレビを代表するアンカープレゼンターのヒュー・エドワーズ氏(61)が10代の若者に対する性的なスキャンダルの渦中の人物であることを報じたものだった。タブロイド紙がこのスキャンダルを報じた過去数日間、私も一体誰だろうと思っていた。本日目にした記事でBBCニュース報道の顔とも言えるエドワーズ氏が名指しされていた。
彼は夜10時からのニュース番組の司会の他、総選挙報道のアンカーマンとして、そしてエリザベス女王の死去など英国の大きなニュースを仕切ってきた。BBCで最高の収入を誇るとも報じられている。そのエドワーズ氏がスキャンダルの渦中の人物であることを氏の妻が声明で発表。声明は夫のエドワーズ氏が「深刻なメンタルヘルスの問題を抱えている」ことを明らかにし、夫や子供たちのプライバシーを尊重して欲しいと訴えていた。犯罪性はないようだが、エドワーズ氏が若者に対し、性的に露骨な写真の代価として支払った金額は3年間で640万円に上ったとの報道もある。
BBCの記事に次の記述があった。As well as hosting the Ten O'clock News on television, Edwards has led coverage of major news events, such as elections and the death of Queen Elizabeth II. The initial allegations, first reported on Friday, were that the presenter paid a young person for explicit photos, beginning when they were 17.
この若者がhe とも she とも表現されず、they と表現されている。詳しいことはまだ分からないが、おそらく、明確な性自認には至っていないからだろう。いわゆるnon-binary と呼ばれる人々か。日本では第三の性やXジェンダーとか呼ばれているようだ。
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