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180度の豹変は one-eighty turn

  • 2023-06-18 (Sun) 20:29
  • 総合

 米誌「ニューヨーカー」を読んでいてゴルフの記事に目がとまった。Monahan tried to justify his one-eighty by saying that “circumstances change” and ….(モナハン氏は「状況の変化」を理由に方針を180度変えたことを正当化しようと試みた)。初めて目にする表現だったが、one-eighty の意味合いは類推できた。なるほど、英語でも同じように言えるのかと。私の辞書には残念ながら載っていなかったが、ネットで検索すると “do a one-eighty” “turn a one-eighty” などで「考え方や態度を一変させる」ことを意味するとか。
 モナハン氏とは米ゴルフを牽引してきた組織、米PGAツアーのジェイ・モナハン会長のこと。去年の秋だかにこのブログでPGAツアーと中東サウジアラビアのオイルマネーが後ろ盾のLIVゴルフの対立を紹介した。最近になって両者が和解し、対立を解消することが明らかになった。万事めでたしと思えばそうでもなく、米メディアでは “Money win.” とか“It was always about money.” などと酷評されている。人権軽視のサウジマネーとは一線を画する姿勢を表明していたモナハン氏の豹変が今後も論議を呼ぶのは必至。
 国際社会で露呈した不祥事や不名誉をスポーツの世界で帳消しにしようとする行為を sportswashingと揶揄する新語があることも上記の記事で知った。
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 大リーグ。エンゼルスの大谷選手が一段と脚光を浴びている。正真正銘のスーパースターになりつつあるようだ。彼にはsportswashingは無縁の世界だから、安心して応援できる。できるのだが、チームのリリーフ陣が情けない。日本時間で日曜早朝のゲームでは大谷選手が大リーグトップの23号ソロを打った7回表の時点で8対2と大量リードした。楽勝だなと思っていると、あろうことか、リリーフ投手陣がノーコンで塁上を埋められ、あっという間に逆転さよなら負けを喫してしまった。これではプレーオフに勝ち残るのは無理だろう。応援する気も失せてしまう。あほらし!
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 ネットで電子書籍を購入した。ざっと読み終えた。プリントアウトを試みた。何度トライしてもうまくいかない。いろいろ調べて分かった。電子書籍はそう簡単にはプリントアウトできないようになっているらしいことが。
 それでやはり、書籍を購入しようと思い、ネットで改めてチェックしてみた。欲しいのはカズオ・イシグロの2009年刊行の短編集 “Nocturnes”。『夜想曲』というタイトルで邦訳本も出ているようだ。以前にも感じたが、ネットで注文すると数日内に自宅に届くその便利さ。しかも安い。これを洋書が置いてある書店で買おうとすると(まず、置いてない確率が格段と高いが)往復の電車(地下鉄)賃で、下手するともう一冊同じ本がネットでゲットできる勘定になる。街中の書店が段々と消えていくのも道理だ。複雑な心境になる。
 届いた洋書をじっくりと読んだ。気になる語彙にはマーカーを走らせて。カズオ・イシグロの小説はやはり面白い。英語も読みやすい。日本人の血が流れているからではないだろうが。短編小説を読むオンラインの英語教室では今、オー・ヘンリー賞を受けた短編の数々を読んでいる。次はこれを読もうかなと考え始めている。

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