- 2022-12-08 (Thu) 17:24
- 総合
日本中を席巻したサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会。日本代表のサムライブルー(Samurai Blue)たちは決勝トーナメント初戦で姿を消した。先制点を上げた時になぜか不吉な予感がした。グループリーグで勝ち点を上げた2試合は苦境からの逆転勝ちだったからだ。やはり決勝トーナメントを勝ち抜くのは大変なことだった。
優勝経験のあるドイツやスペインといった欧州の強豪を破ったのだから、前回大会で準優勝国のクロアチアといえども勝てるのではないかと密かに期待していたのだが・・・。私は途中からベッドに入り、ラジオでゲームを聴いていたが、PK戦(penalty shootout)に突入する頃からはテレビで見た。日本の最初のキッカーはエースナンバーの10番を背負った南野拓実選手。端正な顔立ちの選手で人気があるだろうことは容易に察しがつく。私は彼の顔が緊張で青ざめているように見えた。おいおい、大丈夫かいな?と心中案じた。彼の右足から放たれたPKは素人目ながら力がないように感じた。相手GKは易々とボールをとらえ、ゴールとはならず。以降、日本チームのPKは浅野拓磨選手をのぞいて相次いで失敗した。
サムライブルーは奮闘虚しく当初の目標として掲げていた8強入りはならなかった。16強で終わったのはこれが4度目とか。ワールドカップの次回大会は4年後のこと。次回大会で決勝トーナメントを勝ち進むことを祈ろう。そうでないと、愛称の blue が「青色」が合わせ持つ「元気のない、落胆した」の意味に転じる可能性もある。英辞書をひくと、the blues は「(音楽の)ブルース」の他に「憂うつ」という意味もある。
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ネットで海外のニュースをピックアップしていてもあまり心が弾むものがないことは何度も書いてきている。これは久しぶりに「朗報」だと思った。米議会上院選で唯一決選投票に持ち込まれていた南部ジョージア州で民主党候補が共和党候補に勝利したと報じられたニュースだ。共和党候補はあのトランプ氏が肩入れしてきた曰く付きの候補であり、もしこの候補が勝利するような展開になれば、トランプ氏の影響力が依然、米政界では揺るぎがないことを強く印象づけることになっていただろう。
トランプ氏の威光は確実に衰えつつあると見なしていいのだろうか。ジョージア州の上院議員が確定したことで、上院の勢力図は民主党51に共和党49と民主党が優勢を維持した。バイデン政権与党の民主党はこれまでのように50対50で上院議長でもあるハリス副大統領の1票を必要とすることはなくなった。
トランプ氏は既に2024年の大統領選に出馬する意向を表明しているが、最近でも2020年の大統領選で不正があった、本来なら自分が大統領として再選されていたのだと蒸し返し、そのために米国の憲法そのものを停止すべきだと信じ難い主張を展開している。普通の国だったらトランプ氏のような人物が政界に居座り続けるのは到底無理だと思えるのだが、こともあろうに米国でそれが許されているとは・・・。
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