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Are you a hard worker?

  • 2022-11-21 (Mon) 17:10
  • 総合

 日中は汗をかくこともまだある。小春日和(Indian summer)と呼ぶには暑過ぎるかと思う。それでも早朝目覚めて机に向かったりしていると肌寒さを感じる季節となった。それでガスストーブを引っ張り出した。手帳を見ると、去年よりも若干遅いようだ。ということは去年の方が肌寒かったのだろうか。
 ウクライナではロシア軍の無意味かつ無慈悲な砲撃で各地のエネルギー施設が破壊され、これからの冬の暖房が一段と厳しいものとなることが確実視されている。ウクライナの人々の辛苦を思えば、ここ福岡で寒い寒いなどと嘆いていては罰が当たるというものだ。それにしてもプーチン大統領が狂気の核兵器使用に踏み切る前に何とか停戦交渉が実現できないものか。プーチン氏でも耳を傾けるような指導力や威厳のある人物は国際社会には存在しないのだろうか。
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 米議会でお馴染みの顔がまた一つ表舞台から「消えた」。民主党を長年率いてきたナンシー・ペロシ議長だ。彼女の若々しい顔立ちから御年82歳とはにわかには信じ難い。トランプ氏の言動に辟易していた頃から、ファッショナブルな服装のペロシ氏を議長席に見るのは心が和らぐものだった。だが民主党は先の中間選挙で共和党に多数派の座を奪われ、それに伴い、ペロシ氏は下院の民主党指導者の座を後進に譲ることになった次第。
 彼女は17日、議場でお別れのスピーチをして、過去20年の議長時代に歴代の大統領と手を携えて米国民のために働くことができたことに感謝を捧げた。ブッシュ(子)大統領、オバマ大統領、バイデン大統領。一人抜けているような・・・。今後、彼女のメディアの露出は激減することになるが、ペロシ氏の今後の更なる活躍を祈りたい。
 アメリカ社会を見ていてお手本にしたいと思うことはそうはない。ペロシ氏の存在が象徴するように、年齢で引退が即決まるような社会でない点だけは見習いたい。自分自身の年齢が高齢者の階段を上がるようになるとつくづくそう思う。
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 「彼は努力家だ」という文章が出てきた。NHKラジオの英会話講座だったか何か記憶があやふや。英語だと “He is a hard worker.” という表現が普通らしい。「一生懸命に働く、学習する」というのが原意だろうか。努力家ということは「手抜きをしない」ことを意味する。「手抜きをする」は cut corners という慣用句が頭に浮かぶ。そうすると「彼は手抜きをしない」は He never cuts corners. という英文が成立する。それで辞書を引くと、この英文は「彼は完璧主義者だ」という訳文になることが分かる。「努力家」=「完璧主義者」となるが、この二つはぴったり重なり合うものではないだろう。中国語で何と言うのだろうと調べてみると、「他是个勤奋的人」という文章が出てきた。「努力」が「勤勉」に化けてしまったが、まあこちらは理解できる。
 私もここ何年かは勤勉な生活を心がけているが、もし新聞記者時代からずっと勤勉な日々を送ってきていたなら、今頃は中国語も韓国語もひょっとしたらスワヒリ語も堪能になっていたのではと思わなくもないが、すべて「后悔无及」(後悔先に立たず)だ。

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