Home > 総合 > すでに第三次大戦?

すでに第三次大戦?

  • 2022-10-06 (Thu) 21:06
  • 総合

 ウクライナ情勢。ロシア軍、というか帝国復活を妄信したプーチン大統領の愚かな思い上がりによる隣国侵攻から早くも7か月が経過した。一向に落着地点が見えない。昨今の報道を見ると、大統領の狂気度に変化は見られないようだ。追い詰められたプーチン氏が窮余の選択肢として核爆弾使用に踏み切ることがいよいよ懸念される。
 最近読んだニューヨーカー誌に気分が滅入る記事が掲載されていた。比較的よくフォローしているベテランジャーナリストのスーザン・グラッサー氏のコラム記事。“What if we’re already fighting the Third World War with Russia?” という不気味な見出しに引きつけられた。これはホワイトハウス勤務経験のあるロシア情勢の専門家の警鐘だとか。専門家はプーチン大統領は八年前にクリミア半島をウクライナから略奪した時点ですでに第三次大戦に突入していたのだと説く。この現実を欧米など西側諸国が見誤っているのだと指摘している。
                  ◇
 大谷翔平君の長いシーズンがようやく終わった。5日(日本時間6日)の最終戦で先発マウンドに立ち5回を投げきり、1安打1失点。味方打線が湿っていたため敗戦投手となり、最終成績は15勝9敗。しかし先発投手の勲章である規定投球回数(162)をクリアした。打者としての規定打席(502)はとっくに達成しており、投打で規定をクリアするのは大リーグ史上初の快挙とか。終盤はホームランが打てず、34本塁打に終わったのは物足りなさを感じたが、それはあくまでスーパースター翔平君だからこそのこと。
 翔平君は来季も引き続きエンゼルスでプレーすることが確定しているが、来季こそプレーオフに勝ち進んで欲しい。大リーグのホームページは “Ohtani makes more history to close ‘unbelievable’ year” と例のごとく称賛していた。
                  ◇
 小倉での仕事のためにJR鹿児島本線に乗ると、次の到着駅を知らせる車内の告知スクリーンに中国語と韓国語の駅名表示が出る電車を見かけることがある。ちょっとした中韓両語の勉強になる。例えば「遠賀川」という駅名。簡体字では「远贺川」となる。「東郷」は「东乡」。中国語初心者の私には違和感はだいぶ薄まったが、おそらく中国語を学んだことのない一般乗客には奇妙に思えるだろうなあと思ったりしている。
 続いて韓国語。こちらはハングル表記が登場する。それで興味深く思っていることがある。韓国語には平音、激音、濃音という三つの音があり、日本人には激音と濃音をマスターするのが悩ましい。激音は読んで字のごとく音を激しく吐き出すような音だ。だが、日本人が普通に発声すると平音よりも激音になりがちとどこかで読んだ記憶がある。果たせるかな、駅名のハングル表記を眺めると例えば「黒崎」(中国語の簡体字では黑崎)は「쿠로사키」と表記されており、「く」と「き」の音は激音となっている。しかし、我々が日本語で「くろさき」と普通に発声している時に「激しく」音を出している人はおらず、そういう意識もないだろう。我々が普通に「くろさき」と言えば、韓国人には「く」と「き」の音が激音に聞こえるのだろうか(と私は不思議に思っている)。

Home > 総合 > すでに第三次大戦?

Search
Feeds

Page Top