- 2022-02-04 (Fri) 11:43
- 総合
拙文いや節分、立春ときて、私は68歳の誕生日を迎える。70代突入が目前だ。早生まれでない同級生は60代最後の一年か。「人生七掛け論」を信奉する私は、70代は昔の50代、これからが脂の乗った人生が始まるのだと言い続けているが、自分がその年代に差し掛かろうとしている今、少し弱気になっているのも隠せない。
とまあそれはともかく、来週、3回目のコロナワクチンを接種することになった。ファイザー、ファイザーの次はモデルナ。モデルナは評判があまり芳しくないとも聞くが、3回目は別のワクチンの方が効果がアップするとも言われているとか。こっちの方を信じよう。
コロナ対策でマスク、うがい、手洗いを励行しているのが功を奏してか分からないが、この2年以上、風邪を引いていない。毎年2,3回は風邪を引いている私としては画期的な出来事。最近はコロナにも効くとかの風聞もある生姜茶を愛飲し始めた。らっきょう酢漬けの野菜ピクルスに納豆、生姜茶で健康で実りある長寿を謳歌したいと願っている。
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風邪引きベテランの私は風邪を引く「端緒」はすぐに察しがつく。必ず喉の痛みが先にやって来る。あ、喉がなんだかおかしいと感じたら、ほどなく熱が出てくる。扁桃腺が弱いのだろうか。何しろ、平熱が35.7度ほどの身体だ。36度半ばを超すと怖い。37度に達すると焦る。
先日、英語教室で足を運んだ小倉駅ビルのお茶屋さんの前を通りかかったら、生姜茶を試飲させていた。私は本来、生姜が好きで、一頃は味噌汁の中にも放り込んで食していた。今はさすがにしないが、八百屋の店頭に置いてあるとつい買ってしまう。
買い求めたのは「生姜の深炒りほうじ茶」。熱湯を注いで飲むと生姜の香りがして旨い。蜂蜜を垂らすと甘さが出て更に味わいが引き立つ。ネットで調べてみると、コロナ禍で生姜茶が脚光を浴びているとか。ますます意を強くした。らっきょう酢にゴーヤや牛蒡、にんじん、タマネギなどの野菜を漬けてピクルスにして食べるようになって久しい。人様には「私の健康はらっきょう酢の野菜ピクルスのお陰です」と言ってきたが、これからは野菜ピクルスに生姜茶を加えることになりそうだ。生姜茶は英語では ginger tea とか。
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公民館の中国語講座。老师(先生)がプリントアウトを配布した。ワールドカップを目指す男子サッカーの試合で中国チームはベトナムに1対3で敗れ、ワールドカップ出場の可能性は潰えた。中国のサッカーファンは怒り、嘆き、悲痛の涙を流していることがユーモラスに綴られていた。
その中で以下の対句が出てきて、私を含めた受講生諸氏は面食らってしまった。「中国国乒谁也赢不了 中国国足谁也赢不了」。中国が誇る卓球(国乒)と不振のサッカー(国足)が皮肉たっぷりに比較されている。「谁也赢不了」(誰も勝てない)という述語は全く同じ。普通、日本語の文章ではあり得ない構成だと思う。「中国卓球にはどの国も勝てないが、中国サッカーもどの国にも勝てない」と解釈すべきなのだろうか。自宅に戻ってあれこれ考えて、ようやく意味合いが分かった(気がした)。
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