- 2021-09-29 (Wed) 17:16
- 総合
大リーグもプロ野球も佳境に入った。関心はもっぱら大リーグでロサンゼルスエンゼルスの大谷翔平君のホームラン王争いか。投手としては再三の力投にもかかわらず、9勝にとどまっており、シーズン終了までに10勝の二桁勝利がなるかだろう。今のままの数字(成績)で終わったとしても、彼の活躍が色褪せることはなく、アメリカンリーグのMVP獲得は揺るがないかと思う。そう信じたい。とはいえ、ここ数試合の打撃を見ると、彼のバットからホームランが生まれるような気がしないのはなぜだろう?
大リーグは10月3日に全チームが綺麗にシーズンを終了し、ワールドシリーズの頂点を目指すプレーオフに移る。翔平君はもちろん、日本人選手が出場することはなさそうだ。ゆえに興味はほとんどない。ケーブルテレビの生中継から「解放」されると思えば気は楽になる。
◇
NHKラジオの英語の講座をたまたま聴いていて、“I’m a people person.”という文章に出くわした。初めてだ、このような表現を耳にしたのは。講師の先生は「私は社交的な質(たち)なんですよ」というような説明をされていた。学生たちに教えていて、“I’m a cat person.” (猫派)とか “She’s a coffee person.” (コーヒー党)あるいは “He’s an indoor person.”(インドア派) という表現を説明したことはあるが、“a people person” はない。知らなかった、このような表現が可能なことを。「人付き合いが苦でない」「他人と交わることが好きな」性分の人を “a people person” と形容するようだ。ふーん。一人でいることが苦でない私は果たして “a people person” と呼べるかどうか自信がない。
◇
最近はテレサ・テンの中国語の歌をよく聴いていることを少し前に書いた。「つぐない」という今となっては懐メロのヒット曲から始めた。人様の前で歌えるほどになりたいと願ったが、思うは易し、行うは難しか。どうも上手く歌えない。以前から好きだった「時の流れに身をまかせ」にも挑戦してみたが、これも難しい。もっと簡単に(中国語で)歌えるものはないかなとYouTubeを漁っていて、森進一のヒット曲「港町ブルース」に行き着いた。この歌をテレサ・テンがカバーしていた。これだったら何とか歌えるのではないだろうか。
中国語の歌詞は日本語の歌詞とは少し違っていた。「港町ブルース」は「♪背のびして見る海峡を 今日も汽笛が遠ざかる あなたにあげた 夜をかえして 港、港函館通り雨♪」で始まる。中国語版では「谁来爱我」という曲名で、ネットの訳文の転載を許してもらえれば「♪あなたはかつて私に言った 永遠に愛してると 誰があなたの話は全部私をだましたって知ってるの? あなたは無惨に私を捨て 私が苦しくても気にしない♪」と始まり、「♪谁爱我 谁爱我谁来爱我 不知谁来爱我♪」(♪誰が愛してくれるの?誰が愛してくれるの?誰が愛しに来てくれるの? 誰が愛しに来てくれるか分からない♪)というさびが続く。
うーん。この歌も中国語で歌うとなると私にはなかなかの難物だ。多少なりとも歌えるのはさびの部分だけだろうか。もっともそこさえあまり自信はない。この次、台湾を旅する機会があったら、ホテル近くのスナックかどこかをのぞき、テレサ・テンの歌を歌いたいものだが、残念ながら、まだそうする勇気は持ち合わせていない。