- 2021-06-30 (Wed) 13:48
- 総合
今年の夏はまだ蝉の鳴き声を聞いてないなと思った。ラジオを聴いていたら、どうやら蝉の鳴き声が本格化するのは7月に入ってからとのこと。季節感に乏しい生活をしているからこういうことも忘れていた。そうか、窓を閉めたくなるような騒音ともなる蝉時雨を耳にするのはまだこれからか。猛暑の方は段々と忍び寄っているのに。
先週末、珍しく来客があったため、今夏初めてクーラーを入れた。さすがに涼しい。これからはしばらくの間、クーラーのお世話になる日々が続くのだろう。大きな台風さえ来なければ、少しぐらいの暑さは我慢できる。そう思いながら、英字新聞のジャパン・ニュースを開くと、アメリカの北西部ではすでに猛暑が訪れているというニュースが出ていた。やれやれ、地球温暖化は確実に地球を蝕みつつあるようだ。
Northwest U.S. fries in historic heat wave という見出しだった。ここの fry は辞書には「猛烈に暑い」と載っている。フライパンで揚げられるように暑いのだろう。記事によるとシアトルで摂氏42度、ポートランド(オレゴン州)では46.6度を記録したという。私はシアトルやポートランドといった米北西部には行ったことがないが、この辺りは6月でも冷たい雨が降ることから、1月は Juneuary と呼ばれるとか。シアトルの6月の平均気温は21.1度に過ぎなく、エアコンを備えている家庭は半分以下と述べている。今は40度を超える暑さでエアコンがない生活は耐え難いのではないか。こうした猛暑が年中行事となれば暮らし方も変わらざるを得ないだろう。
とここまで書いてBBCのホームページをのぞいたら、カナダでもこのところの猛暑でお年寄りを中心に熱波による死者が急増しているというニュースをトップで報じていた。日曜日から3日連続の猛暑で、米北西部に隣接したブリティッシュコロンビア州では49.5度を記録したとか。信じられない気温だ。まだ明日から7月に入るというのに!
◇
また大谷翔平君がホームランを打った。ヤンキース球場でのヤンキース戦。第2打席。スリーワンとバッティングカウントではあった。先に読んだアメリカの短編小説流に表現すれば、He was in the catbird seat. とでもなるのだろう。それにしても凄い。軽くバットを振っただけに見えたが、打球はあっという間にライトスタンドに飛び込んだ。翔平君は第3打席でも連続ホームランを放った。野球の本場、ヤンキースファンたちに強烈な印象を与えたことだろう。明日はいよいよ先発投手としてマウンドにも立つ。快投を期待したい!
◇
将棋界のスーパースター、藤井聡太二冠も快進撃を続けている。王位戦の防衛戦(7番勝負)の初戦(水曜日)では挑戦者の豊島竜王に苦戦を強いられているが、棋聖戦(5番勝負)では渡辺明名人に連勝し、防衛にあと1勝としている。さらには豊島竜王が保持する叡王にも挑戦(5番勝負)することになっており、18歳にして大忙しだ。将棋の世界はさすがに大リーグほどの世界的な注目を集めることがないのが残念なくらいだ。
まあ、それはそれとして、私のような愚禿凡夫には彼らの一挙手一投足から目が離せなくなり、一日があっという間に過ぎ去っている。いいのか悪いのか!
- Newer: 主席と主食
- Older: Indescribable Shohei!